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『やがて海へと届く』感想|大震災のあと、いなくなった親友に手向ける花束
今回紹介する、彩瀬まるによる『やがて海へと届く』には、地震や津波の描写があります。 苦手な方はそれを意識したうえでこの記事を読むかどうか決めてください。 大切な人を亡くした人の気持ちは、本人にしかわかりません。 それがどんなに痛くて、つらく... -
『神様のケーキを頬ばるまで』感想|雑居ビルのなか、人々は切実な想いで成長する
生きるうえで大事なものってなんでしょう。 悪さをしないこと、素直でいること……。 でもそういう人ほど疲れてしまうのがいまの世の中なのだと思います。 正直者が馬鹿を見る、とよく言いますよね。 だれかを恨むこともなにかを大事にしないことも、時には... -
『骨を彩る』感想|彩瀬まるがその表現力で伝えたい、素敵に生きるうえで大事なこと
素敵な人って、なんでしょう。 揺るがない"自分"がいること、しっかりとした"芯"があること…。 生きるうえで常に切り離せない悩みというものは、だいたいのことが揺るがない"自分"を持っていることで解決してしまいます。 しかしそれが難しいから、みんな... -
『あのひとは蜘蛛を潰せない』感想|生きづらさを抱える人たちへ贈る、彩瀬まるからのメッセージとは
さざんか、という花をご存じですか? 初冬に咲く花で、漢字では山茶花と書きます。 花言葉はその花の色によって変わるものの、全体では『困難に打ち克つ』『理想の恋』などがあり、厳しい寒さのなか咲く花らしい言葉と言えるでしょう。 そして赤いさざんか...
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