国内小説
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『日本名婦伝』感想|歴史の陰でほのかに輝く女性たち
吉川英治と言えば、没後50年以上経つにもかかわらず『三国志』『宮本武蔵』の作者として名高く、これらの長編は今でも読み継がれています。 しかし、短編はといえばどう… -



『永い言い訳』感想|妻に先立たれた中年男の再生と家族の物語
『永い言い訳』は映画監督・脚本家でもある西川美和さんの長編小説です。 作家である主人公が関係の冷え切っていた妻に先立たれ、やがて家族の姿や愛を見つめ直していく… -



『ハーモニー』感想|”優しい世界”ハーモニーの正体とは?
”優しい世界”、まるでユートピアかのような世界を描いた『ハーモニー』。 著者、伊藤計劃さんの堂々たる2作目は、第30回日本SF大賞受賞、そしてベストSF2009の国内篇1位…
海外小説
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『モモ』感想|一人一人の人間が与えられる時間の豊かさや、美しさを見失ってはいけない
『時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子の不思議な物語』 こう書かれた文章が印象的な児童書を、子供の頃、図書室で見た覚えはありませんか… -



スタニスワフ・レム『ソラリス』感想|これが本当の未知との遭遇。
ポーランドのスタニスワフ・レムという作家が、地球外生命体とのコンタクトを描いたSF小説「ソラリス」。 2017年にはNHKの「100分de名著」にも取り上げられた、知る人ぞ… -



『その女アレックス』感想|監禁された女性の衝撃の真実、その正体とは
監禁・幽閉されてしまったアレックスという名の女性。 彼女を救出するために警察は動き出します。 しかし、熟練の刑事は被害者であるアレックスに違和感を覚えるのでし…
短編集
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『卵の緒』感想|瀬尾まいこが描く家族の絆は、優しくて少しせつない。
僕は捨て子だ。子どもはみんなそういうことを言いたがるものらしいけど、僕の場合は本当にそうだから深刻なのだ。 こんな文章で始まる『卵の緒』は、小学生の男の子とそ… -



『キッチン』感想|あなたも夢のキッチンを探したくなる
この世の中で、1番好きな好きな場所はどこですか? 住み慣れた部屋、世界中の本が並ぶ図書館、空気の美味しい公園など、理由はなぜか分からないけども、ここに来ると落… -



『このたびはとんだことで』感想|桜庭一樹による6つの物語、それはちょっと変わった不思議なお話
〈事実は小説よりも奇なり〉、という言葉がありますね。 現実に起こる事件や出来事は、創造物である小説よりもおかしなときがある、という意味の言葉です。 今回紹介す…
ショートショート
エッセイ
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『ヴェネツィアの宿』感想|熟成された文章で綴られる、須賀敦子の人生
なつかしい思い出の場所や人物、というものはだいたいの人にあることと思います。 幼少期を過ごした場所の匂いやお世話になった人の手料理、すべていまの自分を形づくっ… -



『わるい食べもの』感想|「おいしい」だけが「食」じゃない
小説家・千早茜さんが食べものについて語ったエッセイ『わるい食べもの』。 「『おいしい』には裏がある」と語る千早茜さんが、ただ「おいしい」だけじゃない「食」にま… -



『ぐるぐる♡博物館』感想|博物館の魅力を再発見する旅へ
普段、どれくらいの頻度で博物館へ行きますか? 作家・三浦しをん先生は、 「博物館が好きだ。旅先で博物館を発見したら、とりあえず入ってみる。(中略)博物館は私に…
紀行文
児童書
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『そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノート』感想|児童書と侮るなかれ、本格ミステリー!
夢水清志郎という名前を、聞いたことがありますか? 今回ご紹介する本は1994年に刊行された、名探偵夢水清志郎事件ノートシリーズの第一作目となります。 現在も名探偵… -



『小さなスプーンおばさん』感想|怖いものは、もう何もない。
もしも、自分の体がティースプーンくらいの大きさに縮んでしまったら、 あなたならどうしますか? 『小さなスプーンおばさん』は、その名の通り、突然体が小さくなって… -



『アリーテ姫の冒険』感想|待っているだけのお姫様なんて物足りない!
お姫様がただ待っているだけなんて、つまらないと思いませんか? 毒リンゴを食べさせられたり、数百年の眠りの呪いをかけられたりするお姫様たちは、最後は必ず王子様の…
絵本
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『こんなかいじゅうみたことない』感想|子どもの成長はあっという間!
今回ご紹介する絵本は、かいじゅうに生まれながらも、大人しくて礼儀正しいかいじゅうの子どもが主人公です。 かいじゅうの子どもは、保育園で人間の子ども達に出… -



『とおるがとおる』感想|単純そうで奥が深い、谷川俊太郎の世界。
『とおるがとおる』という全く予想が付かないタイトルと絵に、いろいろ想像しながら手にとってみた小学生の頃、あれから30年近く経った今でもなお印象深く残っている絵… -



『まよなかのだいどころ』感想|眠れない夜に冒険に出よう
眠れない夜に絵本の中に冒険に出てみませんか? 寝付くことができない日、夜中に何が行われているかは、絵本を開いてのお楽しみ。 ページをめくらないと、続きがわから…



