国内小説
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『掏摸』感想|なぜスリなのか?強固な世界に抗うということ
2005年『土の中の子供』で芥川賞を受賞した著者は、この作品で2010年大江健三郎賞を受賞します。 そして『掏摸』はアメリカをはじめ各国で翻訳され、米誌「ウォール・ス… -



『マチネの終わりに』感想|平野啓一郎による哀しくも美しい大人の恋愛
「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えてるんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。過去は、そ… -



『天啓の殺意』感想|まさに「魚の目に水見えず人の目に空見えず」な本格的推理小説
今回は、叙述的トリックを得意とされた推理小説家・中町信の作品を紹介したいと思います。 皆さん、小説家・中町信はご存じでしょうか? 実は2009年に、79歳でお亡く…
海外小説
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スタニスワフ・レム『ソラリス』感想|これが本当の未知との遭遇。
ポーランドのスタニスワフ・レムという作家が、地球外生命体とのコンタクトを描いたSF小説「ソラリス」。 2017年にはNHKの「100分de名著」にも取り上げられた、知る人ぞ… -



『高慢と偏見』感想|200年経っても色褪せない究極のラブロマンス
作者のジェーン・オースティン(1775-1817)は、イギリスを代表する女流作家です。2017年には、没後200周年を記念して10ポンド札の顔にも選ばれました。 そんな彼女の愛… -



『絶望名人カフカの人生論』感想|本当の絶望に寄り添うカフカのネガティブ名言
本書は「絶望している人を本当に救うのは真に絶望した人の言葉である」という考えに基づいて編まれています。 ポジティブな文章や名言は世の中にたくさんあり、そういっ…
短編集
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『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』感想|疲れた心をそっと癒やしてくれるお守りの一冊
人は、いろいろな悩みを抱えています。 「がんばっているのに報われない」「このままでいいのか?」「あの人が羨ましい・・・・」 そんな心のモヤモヤを抱えたとき、「… -



『子猫が読む乱暴者日記』感想|混沌の文章と予想外の展開に引きずりこまれる驚愕の読書体験
こちらの小説。 「いつもの様にくつろぎながら小説でも読もう」とはいきません。 本書は、読んだ者を未知の小説世界に引きずりこんでしまう恐るべき一冊なのです。 まと… -



『お探し物は図書室まで』感想|意外な選書で人生まで後押し!
ある小さな図書室のレファレンスカウンターから、この言葉が聞こえてきます。 「何をお探し?」 少し高圧的とも思える司書さんの言葉から、図書室に訪れた利用者とのや…
ショートショート
エッセイ
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『口説き文句は決めている』感想|食と恋をやわらかな言葉で綴るエッセイ
「食と恋」というテーマを聞いて、あなたならどんなエピソードを思い浮かべますか? 初めてのデートで食べた思い出の味。同棲している彼と一緒に作った料理。振られたあ… -



『私という病』感想|「どうして私は女であることを楽しめないのか」実体験の生きた哲学
この本の著者の中村うさぎについてご存知でしょうか。 買い物依存症、ホスト狂い、整形など何かと扇情的な話題がつきまとう彼女。 これだけ聞くと「全く自分と違う突拍… -



『ラマレラ 最後のクジラの民』感想|捕鯨文化を未来に残すインドネシア部族の魂の葛藤を描いたドキュメンタリー
心静かに漕ぎ出でよ浜を離れる波のままに心静かに夢見て待て人生の嵐に揉まれしときも人生の嵐に揉まれしときも インドネシア諸島の西端にあるレンバタ島には、現代でも…
紀行文
児童書
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『長くつ下のピッピ』感想|大人の私が子どものピッピに救われる
世界一強い女の子といえば、誰を思いつきますか? 私はもちろん、ピッピを思い出します。 髪はニンジンのようなオレンジ色。 肩にはサルを乗せ、ヘンテコな青い服。 そ… -



『小さなスプーンおばさん』感想|怖いものは、もう何もない。
もしも、自分の体がティースプーンくらいの大きさに縮んでしまったら、 あなたならどうしますか? 『小さなスプーンおばさん』は、その名の通り、突然体が小さくなって… -



『アリーテ姫の冒険』感想|待っているだけのお姫様なんて物足りない!
お姫様がただ待っているだけなんて、つまらないと思いませんか? 毒リンゴを食べさせられたり、数百年の眠りの呪いをかけられたりするお姫様たちは、最後は必ず王子様の…
絵本
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『からすのパンやさん』感想|かこさとしさんの名作中の名作!
2018年の5月に亡くなった絵本作家のかこさとしさん。誰でも一度は、かこさとしさんの絵本を目にしたことがあるのではないでしょうか。 数多くの名作を残されたかこさと… -



『2番目の悪者』感想|情報化社会で生きるあなたのための大人絵本
今回ご紹介する絵本は林木林さんが現代の大人へ向けて書いた大人のための絵本です。 ネット社会と言われる現代、開かれるスマートフォンの画面にはSNSを中心に発信・拡… -



『十二支のはじまり』感想|十二支にネコがいない理由、知っていますか?
十二支は、日付や暦、方角、時刻などに使用されており、中国からやってきました。 日本では干支として年単位で使われるのが一般的だと思います。 この十二支に出てくる…



