国内小説
-
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』感想|母の死…いつか確実にくるその時を静かに真っ直ぐに描く愛の物語
当たり前にいつもそばにいる人。 いなくなることなんて考えられない。 死ぬことのない人なんてこの世にいないとわかっていても、それは今ではないと信じてやまない。 そ… -



『六条御息所 源氏がたり』感想|世界最古の恋愛小説がより艶やかに甦る
『六条御息所 源氏がたり』は、紫式部の書いた世界最古の長編連恋愛小説を、奇抜な手法を用いて現代に甦らせた恋愛小説。 たくさんの方が、この紫式部の描いたこの物語… -



『赤朽葉家の伝説』感想|これは現代日本に突き付けられた予言書?
『赤朽葉の伝説』は「私の男」「GOSICKシリーズ」などで根強いファンの多い作家、桜庭一樹先生の初期の代表作です。 ようこそ、ビューティフルワールドへ。 文庫版の表…
海外小説
-



『モモ』感想|一人一人の人間が与えられる時間の豊かさや、美しさを見失ってはいけない
『時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子の不思議な物語』 こう書かれた文章が印象的な児童書を、子供の頃、図書室で見た覚えはありませんか… -



『花のノートルダム』感想|泥棒作家ジュネが汚辱を栄光に変える
1940年代のフランスで、ある男が一つの小説を紡ぎ出しました。 トイレットペーパーに書きつけられたこの小説のタイトルは『花のノートルダム』。20世紀最大の怪物と呼ば… -



『アーモンド』感想|”感情がわからない”かわいい怪物の物語
人は誰でも頭の中に、見た目がちょうどアーモンドのような、扁桃体と呼ばれる神経細胞の集まりを二つ持っています。 扁桃体は「好き」「嬉しい」「怖い」などの”感情”を…
短編集
-



『骨を彩る』感想|彩瀬まるがその表現力で伝えたい、素敵に生きるうえで大事なこと
素敵な人って、なんでしょう。 揺るがない”自分”がいること、しっかりとした”芯”があること…。 生きるうえで常に切り離せない悩みというものは、だいたいのことが揺るが… -



『子猫が読む乱暴者日記』感想|混沌の文章と予想外の展開に引きずりこまれる驚愕の読書体験
こちらの小説。 「いつもの様にくつろぎながら小説でも読もう」とはいきません。 本書は、読んだ者を未知の小説世界に引きずりこんでしまう恐るべき一冊なのです。 まと… -



『号泣する準備はできていた』感想|悲しみを抱いて未来を見渡す強い女性たち
他の女と寝てしまった、と隆志が私に謝ったとき、私は泣くべきだったのかもしれない。私の心臓はあのとき一部分はっきり死んだと思う。さびしさのあまりねじ切れて。 あ…
ショートショート
エッセイ
-



『杏の気分ほろほろ』感想|読めば読むほど色々な顔の彼女に出会える。
モデルとして女優として活躍する杏さん。 大の読書家だったり、筋金入りの歴女だったり、今や三児のママだったりいろいろな顔をもつ彼女。 そんな杏さんの日常を覗き見… -



『ヴェネツィアの宿』感想|熟成された文章で綴られる、須賀敦子の人生
なつかしい思い出の場所や人物、というものはだいたいの人にあることと思います。 幼少期を過ごした場所の匂いやお世話になった人の手料理、すべていまの自分を形づくっ… -



『私という病』感想|「どうして私は女であることを楽しめないのか」実体験の生きた哲学
この本の著者の中村うさぎについてご存知でしょうか。 買い物依存症、ホスト狂い、整形など何かと扇情的な話題がつきまとう彼女。 これだけ聞くと「全く自分と違う突拍…
紀行文
児童書
-



『小さなスプーンおばさん』感想|怖いものは、もう何もない。
もしも、自分の体がティースプーンくらいの大きさに縮んでしまったら、 あなたならどうしますか? 『小さなスプーンおばさん』は、その名の通り、突然体が小さくなって… -



『そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノート』感想|児童書と侮るなかれ、本格ミステリー!
夢水清志郎という名前を、聞いたことがありますか? 今回ご紹介する本は1994年に刊行された、名探偵夢水清志郎事件ノートシリーズの第一作目となります。 現在も名探偵… -



『長くつ下のピッピ』感想|大人の私が子どものピッピに救われる
世界一強い女の子といえば、誰を思いつきますか? 私はもちろん、ピッピを思い出します。 髪はニンジンのようなオレンジ色。 肩にはサルを乗せ、ヘンテコな青い服。 そ…
絵本
-



『もこもこもこ』感想|子供の心をつかむ擬音の世界
本を開けた瞬間、シーンとした静寂の世界が広がります。 でもなんでしょう、これから何かが始まるようなワクワク感を感じます。 そうしたらやっぱり「もこ」と出現した… -



『ティモシーとサラ ありがとうのおくりもの』感想|切なくあたたかい友情の物語
今回ご紹介する絵本は、双子のこねずみ、ティモシーとサラの日常を描いた心温まる絵本です。 ティモシーとサラのえほんシリーズは、1989年に一作目が刊行されてから現在… -



『ぺんぎんたいそう』感想|親子で楽しく読んでみよう!!
子ども達の大好きなぺんぎんさん。 そのぺんぎんの動きがかわいい体操になりました! 「ぺんぎんたいそうはじめるよ」の言葉ではじまる『ぺんぎんたいそう』斎藤槙(さい…



