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『くちびるに歌を』感想|あたたかい読後感No.1小説!
あたたかい読後感NO.1小説、というわけでおすすめしたいのが「くちびるに歌を」です。 『くちびるに歌を』は2011年に発行された中田永一作の青春小説であり、小学館児童出版文化賞を受賞した作品でもあります。 そして2015年には映画化。 中田永一さんの代... -
三浦しをん『光』異色を放った不思議な作品【裏しをん】
三浦しをんさんと言えば、映像化された『まほろ駅前多田便利軒』シリーズが有名です。 軽いタッチの作品と、エッセイでも独自の視点で描かれていて多くのファンを獲得しています。 そんな三浦作品で異色を放っているのが、ご紹介する「光」です。 【『光』... -
スタニスワフ・レム『ソラリス』感想|これが本当の未知との遭遇。
ポーランドのスタニスワフ・レムという作家が、地球外生命体とのコンタクトを描いたSF小説「ソラリス」。 2017年にはNHKの「100分de名著」にも取り上げられた、知る人ぞ知る名作です。 皆さんは「地球外生命体とのコンタクト」と聞いたとき、どんな地球外... -
『ねずみくんのチョッキ』感想|絵本作家の上野紀子の代表作
絵本作家の上野紀子(うえののりこ)さんが先日2019年2月28日、病気のため78歳で亡くなられました。 上野紀子さんと聞いてもピンと来ない方も多いと思いますが代表作の「ねずみくんのチョッキ」の事は知っている方も多いのではないでしょうか? 夫のなかえ... -
『朝が来る』感想|特別養子縁組、若年層による妊娠、、社会問題を丹念に描く!
辻村深月さんといえば、10代の若者の心理描写が得意なことで知られていますが、今回紹介する「朝が来る」は不妊治療の末に特別養子縁組で養親になった夫婦、そしてその養子の実母である中学生が登場する社会派の小説です。 不妊、特別養子縁組、中学生によ... -
『だるまさんが』感想|出産祝いにもおすすめの絵本!
まっかなだるまさんがドンと描かれた『だるまさんが』。 「かがくい ひろし」作。 とっても印象に残る表紙なので、読んだことはなくてもなんとなく「本屋さんで見かけたことがあるな……」という人も多いのではないでしょうか? 2008年に1作目の「だるまさん... -
『永遠の0』感想|太平洋戦争に隠された物語
もし、君が今戦争が起こったとして、まず、特攻に行けるのか?更に、特攻を命じられて断れるか?『永遠の0』より引用 太平洋戦争中において4千人もの若者が命をなげうって特別攻撃隊を志願して命を落としていった。 特攻隊を命じられ、志願した者特攻に... -
『ペンギン・ハイウェイ』感想|映画化もされたあの話題作を大紹介!
こんにちは。 今回紹介するのは2018年夏に映画化もされたあの話題作『ペンギン・ハイウェイ』です。 本作は、『夜は短し歩けよ乙女』の作者でも知られる森見登美彦先生によるもので、森見先生特有の不思議に満ち溢れた世界観が特徴。 この記事では、そんな...