絵本作家の上野紀子(うえののりこ)さんが先日2019年2月28日、病気のため78歳で亡くなられました。
上野紀子さんと聞いてもピンと来ない方も多いと思いますが代表作の「ねずみくんのチョッキ」の事は知っている方も多いのではないでしょうか?
夫のなかえよしお(中江嘉男)さんが文を書き、上野紀子さんが絵を描いた「ねずみくんのチョッキ」はなんとシリーズが計35巻、累計400万部以上発行された人気シリーズなんです。
表紙の絵は目にした事があっても、しっかり覚えていない方も多いと思いますので、シリーズ1作目の「ねずみくんのチョッキ」をご紹介します。
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『ねずみくんのチョッキ』のあらすじ
おかあさんが編んでくれた、ねずみくんにぴったりにあう赤いチョッキを着たねずみくん。
とってもすてきなチョッキなので、いろんな動物さんが自分も着たくなってやってきます。
ねずみくんにぴったりの赤いチョッキはどうなってしまうのでしょうか?
『ねずみくんのチョッキ』のポイント
「ねずみくんのチョッキ」は、ねずみくんのセリフ以外はすべて
「いい チョッキだね ちょっと きせてよ」
「うん」
「すこし きついが にあうかな?」
の繰り返しなんです。
とってもシンプルですが、ねずみくんにぴったりのチョッキを着たくてやってくる動物さんたちは
鳥、さる、アシカ、ライオン、馬、ぞう
と少しずつ少しずつ身体が大きくなって来るので、同じセリフの繰り返しでもどんどんお話は進んでいきます。
『ねずみくんのチョッキ』を読んでみた感想
2歳の子どもに初めて「ねずみくんのチョッキ」を見せたときは、小さくてかわいいねずみくんのイラストに夢中になり、
「いい チョッキだね ちょっと きせてよ」
「うん」
「すこし きついが にあうかな?」
のやり取りにも
「いいよー」
「にあうねー」
と毎回声をだして楽しんでいました。
3歳になって少しいろんな事がわかってくると、ねずみくんのチョッキが伸びてしまうのを心配して
「ちいさくてきれないよー」
「ねずみくんのだいじなのなんだよ!」
「にあうけど……チョッキがのびちゃうよー」
など、自分で色々と考えて絵本の動物さんたちに話すことも増えてきて、シンプルだからこそ子どもが自分で考えて楽しむ事ができるすてきな絵本です。
まとめ
上野紀子(さんと、なかえよしおさんの「ねずみくんのチョッキシリーズ」はたくさんの作品があります。
新しく作ってもらったチョッキのお話なども何冊かあるので、お子さんが「ねずみくんのチョッキ」を気に入ったら、ぜひシリーズの他のお話もチェックしてみてください。
上野紀子さんたくさんのすてきな絵本をありがとうございました。
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