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『ぼくの図書館カード』感想|本を読むことで、自由な世界へと導かれていく

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1920年代のアメリカ南部。

主人公の「ぼく」は、いつも本を読みたい気持ちでいっぱいでした。

でも、「ぼく」の家は貧しくて本は買えなかったのです。

そして、買えないどころか、図書館でさえも利用することはできませんでした。

なぜ、図書館を利用できなかったのでしょう。

それは、「ぼく」が、黒人だったからです。

黒人に図書館を利用できる権利はありませんでした。

本来、誰にでも開かれた場所であるべき図書館ですが、その当時のアメリカでは、そういった悲しい現実が存在していたのです。

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『ぼくの図書館カード』の概要

出典:Amazon公式サイト

タイトルぼくの図書館カード
著者ウィリアム・ミラー
出版社新日本出版社
出版日2010年11月1日
ジャンル人権絵本

アメリカの人権絵本です。

この絵本は、黒人作家リチャード・ライトさんが書いた、『ブラック・ボーイ』という国際的評価を受けた自伝の一場面をもとにつくられています。

小学校中学年から小学校高学年向きではありますが、さまざまな世代の方に読んでほしい絵本です。

『ぼくの図書館カード』のあらすじ

1920年代のアメリカ南部で、主人公である「ぼく」は家族とともに暮らしていました。

「ぼく」のお母さんは、彼女が育った農場や村の話を、そしておじいさんは、南北戦争の話をしてくれました。

やがて「ぼく」は、話を聞くだけでなく、自分の力で話を読みたい、と思うようになりました。

でも、家が貧しくて本は買えませんでした。さらには、頼みの綱といえる図書館も利用することができなかったのです。

黒人だから

「ぼく」が暮らす町の図書館では、黒人の利用が認められていませんでした。

だから、古新聞やくずかごに捨てられている表紙の取れた本など、読めるものはなんでも読んでいました。

ちなみにこの頃は、図書館だけではなく公園や運動場も、黒人は利用することができませんでした。

決意の17歳

「ぼく」は17歳の時、地元を離れ、テネシー州北西にある大きな町・メンフィスに移りました。そこで働いてお金をためて、さらに北にあるシカゴに移ろうと計画しました。

メンフィスでようやく見つけた仕事、それはメガネ店での仕事でした。

「ぼく」は、レンズふきや床掃除など、白人から言いつけられたことをこなしていきました。

本を読みたいという強い気持ち

「ぼく」には幼い時からずっと、本を読みたいという強い気持ちがありました。

だけど、移ってきたメンフィスの町の図書館も、利用できるのは白人だけ。白人だけが図書館カードを持つことができたのです。

そこで「ぼく」は、「ぼく」が本を読みたい、と強く思っていることを理解してもらえる人を探し、助けてもらおうと考えました。

そして頭に浮かんだのは、職場の人たちのことでした。

理解者の存在

職場には「ぼく」を理解してくれる人が1人だけいました。白人のフォークさんという男性です。

フォークさんは、自分の図書館カードを「ぼく」に渡してくれました。

そして、フォークさんが借りる本を、「ぼく」が代わりに図書館に借りに行く(実際借りてくる本は、「ぼく」自身が読みたい本)ということにして、「ぼく」は図書館へと向かったのです。

その夜、「ぼく」は借りてきた本を、夜が明けはじめるまで読みふけりました。

そしてシカゴへ

やがて「ぼく」は職場を離れ、フォークさんとも別れ、シカゴへと向かう列車に乗り込みます。

本は「ぼく」を、縛りのない世界へと導いてくれました。

「ぼく」は、自由への切符を手に入れたのです。

列車の中の「ぼく」の顔は、自信に満ち溢れていました。

『ぼくの図書館カード』を読んだ感想

肌の色が理由で図書館の利用が認められない。

こんな理不尽なことが世の中にあってよいのでしょうか。

読んでいて、とても切なくなりました。

同僚のフォークさん

「ぼく」に理解を示し、自分の図書館カードを渡してくれたフォークさん。

おそらく、フォークさんも本を読むのが好きで、「ぼく」の気持ちに共感したところがあったのでしょうね。

「ぼく」と、理解者である白人のフォークさんとのやりとりは、この絵本の中での、数少ない微笑ましいシーンだったと思います。

図書館でのやりとり

「ぼく」が図書館へ本を借りにいった際、図書館員と、このようなやりとりがありました。

図書館員が「ぼく」に対し、

「本当にあなたが使う本ではないのですね」

と尋ねます。

それに対し「ぼく」は、自分が読むことを疑われるのを避けるため、

「ええ、ぼくが使う本ではありません。だってぼくは本が読めないのですから」

と答えました。

すると、図書館員は大声で笑ったのです。そして「ぼく」が図書館から出ようとすると、おそらく白人の利用者たちでしょう、館内からまた笑い声が聞こえたのです。

絵本には、図書館員が「ぼく」に対し、きつく問いただす様子がイラストで描かれていて、見ていてかなり辛い気持ちになりました。

『ぼくの図書館カード』はどんな人におすすめ?

『ぼくの図書館カード』は、こんな方におすすめです。

  • 人種差別の問題に関心がある人
  • 図書館が好きな人
  • 絵本が好きな人

人種差別の問題を、絵本から知るというのも1つの手段ではないでしょうか。

文章はもとより、描かれているイラストが想像力をかき立て、おはなしの理解・興味をより深める助けになっていると思います。

おわりに

昔のアメリカでは、黒人は、黒人だからという理由で、図書館の本を借りることができませんでした。

この絵本からその事実を知ったとき、本当に驚き、憤りも感じました。と同時に、

「アメリカの人種差別の問題は、実に根深いものなんだ。」

ということも思い知らされました。

ただ一方で、絵本に登場したフォークさんのように、黒人に対して理解を示してくれた白人の存在があったこともまた事実です。

対極にいるような関係性の相手から、理解を得ることができたのです。

そのもう一つの事実を知って、なんだか心が救われる思いがしました。

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