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『ポケモンのしま』感想|大人になる子ども達と、子どもだった大人達へ

ポケットモンスター、縮めてポケモン。

ゲームから始まり、アニメ、カード、マンガ、グッズなど、幅広く展開している大人気コンテンツです。

そんな、今でも子どもから大人まで絶大な人気を誇るポケモンが絵本になりました。

最初のゲーム、ポケットモンスター赤、緑は25年前に発売されています。

あの頃子どもだったユーザーは大人になり、家庭を持つ世代となりました。

長く世代を越えて愛されているからこその物語を、ぜひお楽しみください。

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『ポケモンのしま』の概要

出典:Amazon公式サイト

タイトルポケモンのしま
著者ザ・キャビンカンパニー
出版社小学館
出版日2020年3月10日
ジャンル絵本

大人気ゲーム、ポケットモンスターを題材とした絵本です。

独特のタッチで描かれたポケモンと、大人に響く物語が魅力でしょう。

ザ・キャビンカンパニーは阿部健太郎と吉岡紗希による、今大注目の若手二人組絵本作家です。

大分の廃校をアトリエに、様々な表現技法を用いた独自の世界観を創り出しています。

『ポケモンのしま』のあらすじ

ポケモンのしまには、たくさんのポケモンが住んでいました。

彼らは、まだ見ぬ誰かをずっと待っているのです。

はじめまして

ポケモンのしまに、船に乗った男の子がやってきました。

帽子を被った男の子の名前はゆめた。

待ちに待ったポケモン達は大喜びです。

空を飛んで、穴を掘って、お昼寝をして、毎日一緒に遊びました。

楽しい時間と別れ

ゆめたくんはどんどん大きくなります。

ゆめたくんとポケモン達は毎日毎日、一緒に過ごしました。

カレー作り、スケート、波乗り、とてもとても楽しい時間です。

しかし、大きくなったゆめたくんは、とうとう船に乗れなくなってしまうのでした。

ポケモン達とはお別れです。

ゆめたくんは大人になるのでした。

ポケモン達は寂しくてたくさん泣きます。

そして、ゆめたくんにがんばれとエールを送るのでした。

ゆめたくんは、君達を忘れないと言い残し、帰っていくのです。

懐かしい匂い

ゆめたくんと別れたポケモン達は、また新たな子どもがやってくるのを何年も待っていました。

そしてある日、女の子がやってくるのです。

懐かしい匂いがする帽子を被った女の子。

女の子とポケモン達はすぐに仲良くなりました。

そして今日もまた、ポケモンたちはあの子と一緒に楽しく遊んでいることでしょう。

『ポケモンのしま』を読んだ感想

私はまさにポケモン世代です。

小学生の時にさっそうと現れたポケモンにあっという間に心を奪われ、ポケモンと一緒に育ってきました。

そして大人になった今、私の子ども達もポケモンが大好きです。

この絵本も、最初は子どもが喜ぶと思い手に取りました。

しかし実際に読んでみると、この絵本は子ども達だけでなく、大人になった私達にも贈られたプレゼントだったのです。

この絵本を読んだ私の感想をご紹介しましょう。

ポケモン第一世代が大集合

ポケモンはゲームで冒険する地方を基準に、世代で呼ばれることがあります。

今回、この絵本に出てくるポケモン達は、いわゆる第一世代。

ポケットモンスター赤、緑、青、ピカチュウver.といった、カント―地方を舞台に活躍したポケモン達です。

ポケモンがこの世に現れ、当時の子ども達が一番始めに一緒に冒険したポケモン達といえます。

今でこそ800匹以上のポケモンが確認されていますが、当時のポケモンは151匹でした。

そしてこの絵本には、この151匹全てのポケモンが登場しています。

特に、ゆめたくんにお別れとエールを贈るページは、151匹全てのポケモンが描かれ圧巻でした。

我が家の子ども達は、絵本を読むだけでなく、描かれているポケモンの名前を答えたり、ポケモンを探したりと、様々な楽しみ方をしています。

あなたのお気に入りのポケモンをぜひ探してみてください。

受け継がれる好きという気持ち

ポケモンは25年を経て、いまだに勢いの衰えないコンテンツとなりました。

発売当時、ポケモンに夢中になった子ども達も、大人になり子育てに励む方も多いのではないでしょうか。

絵本では、おそらくゆめたくんの子どもと思われる女の子が、最後に再びポケモン達と仲良くなります。

大人になったゆめたくんは、ポケモン達と遊ぶことができなくなりました。

しかし、ポケモンを好きな気持ちだけは変わらなかったのではないでしょうか。

ゆめたくんは、ポケモン達との約束を守って、彼らのことを忘れなかったのです。

だからこそ、娘であるあの子もまた、ポケモン達と友達になることができたのでしょう。

実際に、私も夫もポケモンが好きなまま大人になりました。

子どもは親が好きなものが大好きです。真っ先に興味を持ちます。

我が子達も、例外ではありませんでした。

ポケモンに興味をもち、ポケモンを好きになったのです。

こうやって、好きという気持ちは受け継がれていくのでしょう。

この先、ポケモンがどういう展開を迎えるかはわかりません。

でもできるだけ、長く、たくさんの子ども達に、この好きという気持ちが受け継がれていけばいいなと思います。

大人とポケモン

子どもの頃、ポケモンの存在はすぐ傍にありました。

ぬいぐるみや、ソフビ人形でごっこ遊びをすることもあれば、目に見えないポケモンに目に見えないモンスターボールを投げることもあったのです。

絵本でゆめたくんがポケモン達と遊んでいたように、子どもの頃の私もまた、ポケモン達と一緒に遊んでいたのだと思います。

私は今でもゲームをプレイするくらい、ポケモンが好きな気持ちは変わっていません。

しかし、あの頃のように、すぐ近くにポケモンを感じることはできなくなりました。

絵本の中で、ゆめたくんは君達のことを忘れないと言ってポケモン達に別れを告げます。

まさにこれが、大人になるということなのでしょう。

ポケモンが好きという気持ちは変わりません。だからいつまでも覚えています。

でも、もう一緒には遊べないのです。

ぼんやりと感じていたものが、この絵本を読んでストンと心に落ちたような気がしました。

大人になるということは、好きだったものを忘れることではないのです。

少し距離が離れるだけのことなのでしょう。

大人になった私は、あの頃のポケモン達とたくさん遊んだ楽しい記憶を思い出すことができます。

そしてその幸せな記憶は、私の心を前向きにしてくれました。まさに、ポケモン達からのエールです。

今、毎日のようにポケモンと遊んでいる我が子達も、いつか大人になり、彼らとお別れをする日がくるでしょう。

どれほど距離が開いてしまうかはわかりません。

ですが、好きだった気持ちだけは忘れないでいて欲しいと思いました。

彼らと遊んだ楽しい記憶が、きっと大人になった子ども達の糧になってくれることを信じています。

ポケモンと過ごした日々を忘れないで、そんなメッセージを、この絵本は伝えてくれたように思うのです。

『ポケモンのしま』はどんな人におすすめ?

この絵本をおすすめしたいのはこんな人達です。

  • ポケモンが好きな人
  • 昔ポケモンが好きだった人
  • 子どもへのプレゼントを探している人

子どもも、大人も、ポケモンが好きな人ならきっと楽しめる絵本です。

昔ポケモンが好きだったという人にも、ぜひ読んでもらいたい一冊といえるのではないでしょうか。

ポケモンが好きだったあの頃の記憶が、きっと色鮮やかに思い出されることでしょう。

子ども向けのプレゼントを探している人にもおすすめです。

ポケモンの名前を全く聞いたことのない子は、あまりいないかと思います。

好きの程度はあっても、ポケモンという名をもったこの絵本は、子ども達の興味を引くに違いありません。

おわりに

ポケモンに限らず、どんな好きなものでも、心が離れてしまう期間というのはあるのではないでしょうか。

ですが、好きだったものを完全に忘れてしまうことはないと思います。

目に入る度に、あーこれ好きだったなと思い出されることでしょう。

そうやって思い出すうちに、また好きになり、そのコンテンツに戻ってくることだってあるかもしれません。

何かに夢中になった記憶は決して悪いものではないと思います。

例えそれが子ども時代のものだとしても、全て自分の通ってきた道です。

この絵本を読んで、あの頃の大切な記憶を思い出してみてはいかがでしょうか。

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