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『くれよんのくろくん』感想|みんなで力を合わせれば、きっと大輪の花が咲く!

今回ご紹介する絵本は、10本のくれよん達が大活躍する人気シリーズ、くれよんのくろくんの第一作目です。

9本のくれよん達はカラフルで色鮮やか、みんな自分の色が大好きでした。

でも、くろくんだけは違います。

はじめは仲良くできなかったくれよん達が、どうやって仲間となっていったのか。

かわいらしい絵に、たくさんの楽しい擬音語、わかりやすいストーリーが、彼らの始まりの物語を鮮やかに彩ります。

読んだ後は、友達と一緒にお絵描きがしたくなるかもしれませんね。

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『くれよんのくろくん』の概要

出典:Amazon公式サイト

タイトルくれよんのくろくん
著者なかやみわ
出版社童心社
出版日2001年10月
ジャンル絵本

小さな子ども達にとって、とても身近なクレヨンを主人公に、仲間たちとの不思議で優しい物語が書かれています。

現在までに、3冊の続編や、実際にくれよん達とお絵描きが楽しめるお絵描き絵本、くれよんのくろくんの世界を再現したすごろくが販売されました。

ミリオンセラーを記録した、大人気絵本です。

『くれよんのくろくん』のあらすじ

新品のくれよんがありました。

その中では10本のくれよん達が、絵を描ける日をいまかいまかと心待ちにしていたのです。

お絵描きをしよう

なかなか使ってもらえない、新品のくれよん達は退屈でした。

しびれを切らしたきいろくんが、ついに箱の外へ飛び出します。

白くて大きな画用紙を見つけたきいろくん。画用紙に黄色いちょうを飛ばしました。

ちょうにはお花が必要だと、きいろくんはあかさんとぴんくちゃんを呼びに行きます。

そして、みどりくんにきみどりさん、ちゃいろくんに、おうどいろくん、あおくんにみずいろくん、どんどんお絵描き仲間が増えていきました。

そこへ、くろくんがやってきます。

仲間に入れて欲しいくろくんでしたが、せっかく描いた絵を黒くされたら嫌だからと、みんなは仲間に入れてくれません。

事件発生!

みんなから仲間外れにされて、くろくんは寂しそうです。

シャープペンのお兄さんが、そんなくろくんを励ましました。

そして事件が起こったのです。

お絵描きを楽しんでいたくれよん達がけんかを始めました。

描くことに夢中になっていたみんなは、自分の色をどんどん他の色に重ねていたのです。

せっかくきれいに描いていた絵が、めちゃくちゃになってしまいました。

力を合わせて

シャープペンのお兄さんはひらめきました。

そして、くろくんにこっそり耳打ちしたのです。

くろくんは、みんなが描いていた絵の上に頭を滑らせ塗りつぶしました。

絵は真っ黒になったのです。

びっくりしたみんなは、なんてことしてくれたんだと、くろくんを責めはじめました。

するとシャープペンのお兄さんが、からだを滑らせ、くろくんの描いた黒を削り始めます。

あっという間に、大きな花火が浮かび上がりました。

自分達の絵が花火になったことに、みんなは大喜びです。

シャープペンのお兄さんは、くろくんがいなければ花火は出来なかったと、くれよん達に告げました。

くれよん達は、くろくんに謝ります。

そして、黒も他の色と同じように素晴らしい色だと気づいたのでした。

『くれよんのくろくん』を読んだ感想

私は大人になってから、初めてこの絵本に出会いました。

子ども達に読み聞かせながら、非常にほっこりしたのを覚えています。

ここではそのときの感想を綴りますので、この絵本を手に取る際の参考にしてみてくださいね。

色もそれぞれ、個性もそれぞれ

この絵本には黒色のくれよん、くろくんを含め、10色のくれよん達が登場します。

描かれている絵を見ると、それぞれ色が違うように、表情や個性も様々でした。

それはこの絵本を読んでいる子ども達も同じではないでしょうか。

色の違いは個性の違いだと思います。

くれよん達は、黄色はちょう、花は赤とぴんく、葉っぱは緑と黄緑といったように、それぞれの特徴を活かしてカラフルできれいな絵を描いていきました。

子ども達の個性も、それを活かせばきっとキラキラと輝くことでしょう。

そんな中で、くろくんだけは、その個性を認めてもらえなかったのです。

くれよん達は自分達のカラフルな色とは違う、真っ黒な黒を仲間外れにしてしまいました。

自分達とちょっと違うものを仲間はずれにするのは、現実の世界でも起こりうることです。

くれよん達は、シャープペンのお兄さんの機転により、くろくんの持つ個性も、自分達と同じように輝くことを知りました。

そして、くろくんの個性を認め、素直に謝ることができたのです。

人の個性を認めて大切にすること、間違ったことをしてしまったら素直に謝ること、子ども

達に絵本を通して伝えたい、大事なメッセージではないでしょうか。

力を合わせれば個性はもっと輝く

くれよん達は自分の個性だけを主張して、せっかくの絵をめちゃくちゃにしてしまいました。

しかし、くろくんとシャープペンのお兄さんの力を合わせると、めちゃくちゃだった絵は、大きくてきれいな花火へと姿を変えたのです。

9色の下地が無ければ、花火の色は物足りないものになっていたでしょうし、カラフルな花火は夜の黒色をより美しく際立たせました。

誰か一人欠けても、美しい大輪の花は咲かなかったのです。

みんなで力を合わせれば、逆境もチャンスに姿を変え、それぞれの個性はもっと輝くといえるでしょう。

絵本を読んだ子ども達にも、力を合わせることの可能性を信じてもらいたいですね。

やってみよう!

この絵本にはひっかき絵(スクラッチ)と呼ばれる絵の技法が登場しました。

花火を描いた手法が、まさにひっかき絵と呼ばれるものです。

9色のくれよん達が色を重ねたものを下地として、くろくんがそれを塗りつぶし、シャーペンのお兄さんがペンの先で黒を削って作り上げていました。

子どもの頃にやったことがあるという方も多いのではないでしょうか。

絵本を読んだ後に、実際にひっかき絵で遊んでみるのも、子ども達にとって楽しい思い出になるでしょう。

『くれよんのくろくん』はどんな人におすすめ?

この絵本をおすすめしたいのはこんな人達です。

  • 就学前の子ども達
  • 子どもが喜び、かつメッセージ性がある絵本をお探しの方
  • 幼稚園や保育園の先生方
  • お絵描きが大好きな子

この絵本の対象年齢は3歳以上となっておりますが、ある程度言葉が理解できていれば十分楽しんでいただけると思います。

ストーリーの中にもたくさんの擬音語が使われており、小さな子ども達の興味を引きやすくなっていました。

中でも、クレヨンが身近な就学前の子ども達には特に馴染みやすく、喜んでもらえるのではないでしょうか。

絵もかわいらしく、絵本の持つメッセージ性も明確でわかりやすいので、子ども達の共感や理解を得やすいでしょう。

そのメッセージ性から、幼稚園や保育園などで読み聞かせる絵本としても適していると思われます。

年少児のクレヨン活動の導入としても良いかもしれませんね。

もちろん、お絵描きが大好きなお子さんにもおすすめです。

おわりに

くれよんのくろくんの絵本には、子ども達に受け取ってもらいたい、優しく希望に満ちたメッセージが隠されていました。

また、絵を描く、本を読むということは、想像力を育むということでもあると思います。

このご時世、想像力はきっと子ども達の生きる力となるでしょう。

くれよんのくろくんを通して、絵を描くことや、本を読むことへの興味もより一層持ってもらえれば幸いです。

そして、この絵本に出会った子ども達が、シャープペンのお兄さんのように、落ち込んだり困ったりしている人に手を差し伸べられる、そんな人に成長してくれることを心より願っています。

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