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色んな想い出を共有することのできる大切な友人の存在。
その友人のことを、貴方はどれだけ知っているでしょうか。
自分が知らない友人の姿を耳にしたとき、それまで近くに居たはずの友人の存在を、なぜか遠くに感じたことはありませんか。
イヤミスの女王として有名な、湊かなえさん。
読み終えたときにどこか嫌な気持ちが後を引く独特なミステリーを多く手掛ける著書の作品は、人間の生々しい感情を描く繊細な心理描写と緻密に練られたストーリーが魅力のひとつです。
そんな彼女が「リバース」という作品で紡ぎだした、友情の裏に隠される衝撃の真実を知ったとき、貴方もきっと読み終えた物語を再び読み返さずにはいられないはず。
初めて湊作品を手に取る方にもおすすめの、読み応えたっぷりの1冊をご紹介します。
出典:Amazon公式サイト
タイトル | リバース |
著者 | 湊かなえ |
出版社 | 講談社文庫 |
出版日 | 2017年3月15日 |
ジャンル | ミステリー |
2017年にTBSでドラマ化されたこちらの作品。
実は、版元である編集者に「お題」を出され、それに応える形で執筆されたという異色作。
第37回吉川英治文学新人賞候補作にも選出された本作は、著者の長編小説の中で初めて男性が主人公となった物語でもあります。
印刷会社に勤める深瀬和久は、特に目立つこともなくごく平凡な人生を歩んできました。
これといって取り柄のない深瀬にとって、唯一誇れるのは美味しいコーヒーを淹れること。
学生時代も会社に勤めてからも、皆に美味しいコーヒーを振舞っているときだけが、自分の存在価値を実感できる瞬間でもありました。
ある日、深瀬は行きつけの珈琲店であるクローバー・コーヒーにて一人の女性と出会います。
近所のパン屋で働く、越智 美穂子という女性でした。
やがて交際が始まり、幸せいっぱいの日々を送る深瀬でしたが、付き合って3ヶ月が経った頃にその事件は起こりました。
美穂子の職場に「深瀬和久は人殺し」と書かれた告発文が届けられたのです。
事情を問い詰められた深瀬は、これまで誰にも語ることのなかった過去の出来事について話を始めます。
大学四年生の夏、ゼミの仲間と高原の別荘を旅行に訪れた際、遅れて到着した仲間を迎えに行った広沢由樹が、車ごと崖から転落し命を落とすという事故がありました。
当時旅行に参加していた四人には、広沢の死に関して隠し続けていた秘密がありました。
自分だけではなく、他の仲間の元にもそれぞれの名前が書かれた告発文が届いたことを知った深瀬は、告発文を送った犯人探しを始めると同時に、広沢由樹という人間を改めて知る為の調査を始めます。
それは告発文を出した犯人が、広沢とより深い関係があった人物ではないかと考えたことにありました。
生前の広沢と最も親しかったのは自分だと信じる深瀬の気持ちとは裏腹に、明らかになっていく広沢由樹という人間の姿。
本当の広沢由樹とは一体どんな人間だったのでしょうか。
そして彼の死の真相とは。
この本のおすすめポイントは、やっぱり物語のラスト。
そんな衝撃のラストに辿り着くまでに楽しめるポイントを、感想と共にいつくか紹介します。
この物語は「犯人逮捕」のような形の調査で謎解きが行われていくのではなく、主人公の深瀬が、親友のような存在だった広沢由樹という人間像について集まったたくさんの点を結んで線にする形で、謎解きが進められていきます。
相手の新しい一面を知ることで、それを受け止めるための自分の新たな一面とも同時に向き合うこととなる。
そんな表裏一体の複雑な世界観を、登場人物を通して上手に作り上げているのが、この「リバース」という作品のように思いました。
ラストに行き着くまでの、それぞれの登場人物たちの心理描写にも注目して読み進めてみると、物語をより楽しむことができますよ。
この物語の味となっているのが、なんといっても「コーヒー」です。主人公深瀬の人生は、コーヒーと共にあると言っても過言ではないと思います。
中でも、特別な一杯としてその存在感を示しているのが、ハチミツ入りのコーヒー。
“「一杯でいいの?」
「僕は。でも、砂糖一杯分と同じ甘さにするなら、三杯入れるといいですよ」”
なんていうクローバー・コーヒーでの奥さんとの会話シーンも印象的です。
コーヒー店のマスターもはまってしまったというハチミツ入りのコーヒー。
いつか実際に試してみたいものです。
皆さまもぜひ、本の中で描かれるコーヒーの世界を楽しみながら読み進めてみてください。
「リバース」をおすすめしたいのはこんな方です。
気になった方は、ぜひお手に取って読んでみてください!
くれぐれも、物語のラストページと巻末の解説は先に読んではいけませんよ。
リバースという言葉を「reverse」という単語で捉えるとするならば、逆、反対、裏、不運、失敗…などといった複数の意味を想像することができます。
物語を堪能したあと、ふとタイトルに込められた意味を考えてみたときに、著書の物語におけるストーリーの緻密さや奥深さというものをより感じられた気がしました。
皆さんもぜひ、コーヒーをお供にこの物語を楽しんでみてはいかがですか?
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