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『くっついた』感想|ただしあわせな気持ちになれる絵本

「私たち日本人って、スキンシップはどうも苦手で、そんな文化もないし、恥ずかしくて…」

「じゃああなたたちは、どうやって子供に愛情を伝えているの?」

あるテレビ番組でのこと、女性キャストが外国で暮らしていた時の友人との会話だそうです。

その一言が本当にカルチャーショックで、自分の子育てを見直すきっかけになったと、振り返っていました。

近年、自己肯定感を育むなどの理由から、スキンシップの重要性が説かれるようになりました。

やはりそうは言っても…という方や、逆に「ちゃんとスキンシップしなきゃ」などと構えてしまう方も、少なくないかもしれません。

でも、むずかしく考えないでいいんですよ。

この絵本を読み聞かせするだけで、自然とふれ合い、スキンシップができてしまうのです。

息子が赤ちゃんの頃、表紙の可愛らしさに魅かれてこの本を買いました。

以来、我が家では「くっついた!」を合い言葉に、スキンシップはもはや当たり前になっています。

親も子供もしあわせになるスキンシップ、はじめませんか?

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『くっついた』の概要

出典:Amazon公式サイト

タイトルくっついた
著者三浦太郎
出版社こぐま社
出版日2005年8月25日(初版)
ジャンル赤ちゃんへの読み聞かせ絵本

作者の三浦太郎さんは、イラストレーターとして活躍されたのちにイタリアのボローニャ国際絵本原画展に何度も入選し、絵本作家としても活躍していらっしゃいます。

可愛らしくシンプルな絵と言葉遣い、ヴィヴィッドとパステルの間にあるようなポップでやわらかい色づかい、赤ちゃんから大人まで楽しめる絵本が特徴的です。

ご自身もパパであります。

『くっついた』のあらすじ

『くっついた』はタイトルの通り、動物も人間の家族も、ページをめくるといろいろな形で「くっついた」します。

その様子が可愛らしく、本当に心がじんわり温まります。

いろいろな生きものが、くっついた!

きんぎょさんと、きんぎょさん。

ページをめくると、「くっついた」!

あひるさんと、あひるさん。

ページをめくると、「くっついた」!

ぞうさんと、ぞうさん。

おさるさんと、おさるさん。

だんだんストーリーが読めてきますね。

もちろん次のページをめくると「くっついた」!

「おかあさんと、わたしが…」

ここからはあえて詳しく言いませんが、もちろんくっつきます。

頬をちょっと染める赤ちゃん。

でも、そこで終わらないのがこの本の良いところ。

最後のもう1ページをめくって、赤ちゃんの笑顔を、ぜひとも見てください。

作者の三浦先生が、ひとりのパパとして書いた後書きもおすすめです。

裏表紙も、ちゃんとチョウチョが「くっついた」していますよ。

『くっついた』を読んだ感想

とにかく癒される、胸があたたかくなる絵本です。

子供の反応

いちばん気になるのは、ここですよね。

この本を手にしたのは生後8ヶ月を過ぎていたかと思います。

絵本に合わせて「くっついた」すると、ノーリアクションの時もあれば、にへ~っと赤ちゃん独特の間合いでほほえむときもありました。

あのほほえみは今もよく覚えています。

子供はもう幼稚園で、この本を読むことはありませんが、久々に取り出したらはっきり覚えていたようです。

親が読みたくなる

もちろん、「くっついた」したいからです。

何回くっついても飽きることはなく、ある日ふと、赤ちゃんよりむしろ自分が「くっついた」したい、抱きしめたいから、ついこの本を手に取ってしまう自分をはっきり自覚しました。

パパも嬉々として読み聞かせていたのを覚えています。

肩の力が抜けたかも?

前述のように、私は絵本に知育的な要素を求めていました。

でも、ただ「くっついた」だけでしあわせ。

理想的な育児ではないかもしれないけれど、子供は元気で、ニコニコしている。

これでいいのかもしれない。

「子供をしあわせにしたい」「良い親でありたい」そんな気負いを、ふと楽にしてもらった絵本が何冊かあります。

これは、その中の1冊です。

『くっついた』はどんな人におすすめ?

「くっついた」は、とても短くシンプルな絵本ですので、赤ちゃんから楽しめます。

まだじっと座って聞くのが苦手なお子さまや、親御さんの読み聞かせのスタートにも良いかもしれません。

個人的には、なかなか赤ちゃんとのふれ合い方が分からない…とよく聞く、新米パパさんにおすすめしたいと思います。

  • ふれあい方、読み聞かせなどに自信がない新米パパさん、ママさん
  • 照れ屋で真面目で、何事も精一杯やろうと構えてしまいがちな方
  • 絵本の読み聞かせが最後までできない、とお悩みの方
  • 赤ちゃんとふれ合いたい方
  • 可愛い絵本が好きな方
  • まだ小さな子供を、叱りすぎたかな…という時の仲直りに

いきなり買うのはちょっと…と思われる方は、ぜひ図書館のご利用をおすすめします。

最近は絵本が充実していたり、子供の遊び場が併設されていたりして、親子で過ごしやすい空間になりつつあります。

きっと「くっついた」も置いてあると思いますので、見つけた際は手にとってみて頂けたらと思います。

でもやはり、お手元に置いていつでも読んで頂けたらと思います。

おわりに

「知育」という言葉が、おもちゃや絵本の世界にすっかり浸透しています。

冒頭でも触れましたが、いまは「子供のためにこうした方がいい」という情報があふれていますよね。

就職氷河期、長い不況、震災、コロナ禍…

先の見えない世界を生き抜いて欲しくて、親は子供に「スキル」「知能」などの武器や防具をたくさん持たせておきたくなります。

自分も親になって、痛いほどよくわかります。

私自身、恥ずかしながら絵本を読み聞かせたきっかけは、「早く言葉を話せるように」という思いからでした。

でも、子供とはなかなか親の思い通りにはならないものです。

子供は自分が伸びたいときに、伸びたいように成長しています。

神様が与えたプログラミングにはかなわないのです。

だから、こんな風に「ただ、みんながしあわせな気持ちになる絵本」があってもいいと思うのです。

この絵本には、知育的な要素、道徳的な要素はあまりありません。

リズミカルに読み聞かせながら、思う存分「くっついた」してください。

それは何よりの楽しい思い出になり、家族の当たり前になり、「くっついた」を合い言葉のようにして、しあわせなふれ合いタイムを持てるように、きっとなります。

ふれ合わないと分からないことって、意外とたくさんあります。

子供の月齢・年齢によって変わってくる独特のいい匂い。

もち肌どころではない、頬のなめらかさ、やわらかさ。

胸の奥からわいてくる、温かい気持ち…。

私もまた、作者の三浦先生と同じく、この本をきっかけに、ひと組でも多くの親子がくっついてほしいなと思います。

つい紹介に熱が入ってしまいました。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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