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ジャニーズ事務所所属、NEWSの加藤シゲアキさんの作品『オルタネート』。
現役アイドルである加藤シゲアキさんが書いた本書は、第164回直木三十五賞の候補作にも選ばれました。
高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代での、高校生たちの青春を描く小説です。
今回はそんな『オルタネート』についてご紹介します。
出典:Amazon公式サイト
タイトル | オルタネート |
著者 | 加藤シゲアキ |
出版社 | 新潮社 |
出版日 | 2020年11月20日 |
ジャンル | 青春小説 |
本書は、ジャニーズ事務所所属のアイドル、NEWSの加藤シゲアキさんによる作品です。
高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代、東京の高校・円明学園高校を主な舞台に、高校生たちの青春が描かれています。
主人公は、新見蓉(にいみ いるる)、伴凪津(ばん なづ)、楤岡尚志(たらおか なおし)の3人です。
『オルタネート』は、高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代の物語です。
マッチングアプリの名前である、オルタネート[alternate]には、3つの意味があります。
『オルタネート』には主人公が3人いて、章ごとに視点が入れ替わります。
まず、舞台となる高校・円明学園高校の3年生で、調理部の部長を務めている、新見 蓉(にいみ いるる)。
次に、円明学園高校1年生で、「オルタネート」信奉者とまで言われる、伴 凪津(ばん なづ)。
そして、大阪の高校を中退し、高校生限定のマッチングアプリである「オルタネート」を使えなくなった楤岡 尚志(たらおか なおし)です。
主人公の1人、蓉は、調理部の部長。
全国配信される高校生料理コンテスト番組「ワンポーション」の出場を目指して奮闘しています。
一方で、凪津は、母親との軋轢から「オルタネート」を信奉しています。
授業中にも「オルタネート」のことを考え続けているほど、凪津には「オルタネート」が欠かせません。
高校を中退し高校生限定マッチングアプリの「オルタネート」を使う権利を失った尚志は、とある人物を探しに円明高校を目指し大阪から上京します。
『オルタネート』では、高校生限定のマッチングアプリという、現実にはないものを題材にしています。
しかし、『オルタネート』の中で描かれているのは、現実にあるのと変わらない、高校生の青春の物語です。
マッチングアプリ、しかも高校生限定、という現実には存在しないキャッチーなものを取り扱っている『オルタネート』。
ですが、思わず自分の高校時代を振り返ってしまうような「いつでも変わらない王道な青春」が描かれています。
今回、読んでいて面白かったのは、登場人物がそれぞれ高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」との付き合い方を持っていたことです。
「オルタネート」が必須になった時代に、あえて「オルタネート」を使わない蓉。
「オルタネート」にのめり込む凪津。高校を中退して「オルタネート」が使えなくなった尚志。
もし、現実に「オルタネート」があったら、自分ならどう向き合うだろう? と考えさせられました。
それぞれの話の中でも印象的だったのは、蓉が参加した高校生料理コンテスト「ワンポーション」です。
全国に配信されるコンテストで優勝を狙う、という物語になっています。
料理をする描写はかなり詳細に描かれていて、手に汗を握ります。
作中に出てくる、高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」はフィクションの存在ではありますが、どこかリアルです。
InstagramやTwitter、TikTokなどを使っている今の高校生と、「少し違うアプリを使っている」くらいで、とてもリアリティを感じられました。
もちろん、「オルタネート」を中心にしつつも、料理コンテストや音楽など、さまざまな物語が絡んでくるので、青春小説として読み応えがあります。
高校時代の3年間にしか「オルタネート」を使えない、というのも、短い青春を表現するのに合っていてとてもいい設定だと思います。
私が『オルタネート』をおすすめしたいのはこんな人です。
今、まさに高校生だという人は『オルタネート』を見てとても共感できると思います。
爽やかな青春小説なので、読後が爽やかな小説を読みたいという人にもおすすめです。
また、NEWSの加藤シゲアキさんが書いているということもあり、普段本を読まない人も興味があったらぜひ読んでみてください。
マッチングアプリ、という現代的なテーマを取り扱いながらも、王道な青春を描いた小説『オルタネート』。
今、学生で、まさに青春時代を歩んでいるという人にも、あの頃を懐かしく思っている人にもオススメしたい小説になっています。
爽やかな内容が、とても読みやすい文章で書かれているので、ぜひ手に取ってみてください。
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