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『いただきバス』感想|絵本はエンターテイメント

絵本を読むということに、どんなイメージを持っていますか?

多くの方は、座ったり、横になったりしながら、静かに読み聞かせるような姿をイメージするのではないでしょうか。

しかし今回ご紹介する絵本は、普通の読み聞かせ絵本とはちょっと違っています。

小気味良いリズムに、楽しいことば遊び、つい身体を動かしたくなるような表現。

読みたいように、思いつくままに楽しむ絵本。それが今回ご紹介する絵本です。

昨今は様々なしかけやギミックの詰まった絵本がたくさんありますね。

この絵本もその一つ。

ぜひ、大人も子どもも、全力で絵本を楽しんでください。

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『いただきバス』の概要

出典:Amazon公式サイト

タイトルいただきバス
著者藤本ともひこ
出版社すずき出版
出版日2005年9月
ジャンル絵本

すずき出版より、チューリップえほんシリーズとして出版されました。

今までに「いもほりバス」「たなばたバス」など、多数の続編が製作、出版されています。

著者の藤本ともひこは、あそびうたや製作遊びの講師としても活動中です。

『いただきバス』のあらすじ

ねずみ達がバス停でバスを待っていました。

しかしそこにやってきたのは、なんとも不思議なバスだったのです。

おしゃべりバス

「おはようございバス」

バスを待っていたネズミ達のもとに現れたのは、おしゃべりをするバスでした。

ネズミ達は大喜びです。

ネズミ達はこのバスに乗って、りんごを食べに行くことにしました。

どうやらバスは、りんごが食べられるいいところを知っているそうです。

バスはびっくりするほど速いスピードで走り始めました。

ネズミ達とバスの奇想天外な冒険が始まります。

ドキドキワクワクの珍道中

バスは町から町へ走っていました。

山を越えて、海を越えて、ねずみ達はご機嫌です。

しかし楽しいひと時もつかの間、目の前に崖が現れました。

するとバスは言ったのです。

「ぼくをくすぐってくださいバスか?」

ねずみ達は困惑しながらも、バスをくすぐってみることにしました。

ねずみ達がくすぐると、なんとバスが伸びて崖の向こうへ行くことができたのです。

ねずみ達はおもしろくなって、もっとバスをくすぐりました。

するとバスはぐるぐると形を変えて、飛んで行ってしまったのです。

いただきバス

バスが飛んで行った先は、なんとりんごの木でした。

「いただきバース!」

ねずみ達は自分の体よりも大きなりんごを、お腹いっぱい食べました。

お腹が満足したら、ごちそうさま。

お土産のりんごを持って、ネズミ達はバスと一緒にお家に帰っていきました。

『いただきバス』を読んだ感想

この絵本には絵本を楽しむためのヒントがいっぱいあります。

私が子ども達とこの絵本を読むときに実践したことを感想とともに綴りました。

参考にしてもらえば幸いです。

アクション

読み聞かせ絵本は子どもがよく見えるように、絵本を固定して読み聞かせますね?

でも、この「いただきバス」はじっとしていたら少しもったいないかもしれません。

例えばこのバス、びゅーっんともの凄い速さで走ります。

絵本もおもいきってびゅーっんとスライドしてみてはどうでしょう。

臨場感が増して子どもたちは大喜びです。

バスがびろーんと伸びるシーンでは一度絵本を閉じて勢いよく開いてみるのはどうですか?

まるでバスが本当に伸びたかのような雰囲気が演出できるでしょう。

ぐるぐるぐるぐる、バスがぐるぐると姿を変えるとき、こちらもおもいっきり絵本を回してみてください。

子ども達のテンションは最高潮、きっとキラキラとした笑顔を見せてくれるでしょう。

これらはあくまでもこの絵本の一部です。

実際に子ども達に読み聞かせる際は、どこでどう動かしてみようか、思いつくままに動きを入れてみてください。

絵本のストーリーに動きをつけることで、アニメを見るかのようなドキドキやワクワクをプラスすることができます。

動くものが大好きな子ども達はきっと釘付けになってくれるでしょう。

コミュニケーション

絵本を読み聞かせるだけでも十分なコミュニケーションですが、もっともっと触れ合ってみてはいかがでしょうか。

崖を越えるために、バスはねずみ達に自分をくすぐって欲しいと頼みます。

ねずみ達は困惑しながらも、こちょこちょバスをくすぐりました。

子ども達にネズミと一緒にバスをくすぐってもらうのもいいでしょう。

こちょこちょバスをくすぐるうちに、ネズミ達は楽しくなって止められなくなってしまいます。

そうなるとこちらのテンションも最高潮です。お互いにくすぐりあってしまいましょう。

ネズミ達がりんごをたべるとき。ただネズミ達が食べているのを見るだけでは少し物足りないような気がしませんか?

絵本の中からりんごを取り出すパントマイムをしてみてください。子どもたちはノリノリで絵本から出てきたりんごを食べてくれるはずです。

りんご一個ではなかなかお腹は膨れません。これでもかというくらい、りんごを子ども達に投げてあげてください。

お腹がいっぱいになったら、最後はみんなでご一緒に「ごちそうさまでした」

絵本の終わりの言葉とともに、満足感をもって終わることができるのではないでしょうか。

絵本を通した子ども達とのやりとりは、子どもたちにとっては絵本の中に入ったかのような一体感をもたらしてくれます。

私の子ども達はくすぐられるのが大好きなので大喜びしてくれました。

ただ、どうしてもくすぐられるのが苦手なお子さんもいらっしゃいます。子ども達の様子を見ながら、子ども達にあったコミュニケーションを工夫してみてくださいね。

楽しい言葉遊び

この絵本にはたくさんのおもしろい言葉が出てきます。

おはようございバス

どぴょーん‼

いただきバース!

とっぴんぱらんの おなか ぽんぽん

聞くのも楽しいリズムを含んだ言葉の数々ですが、声に出してみても楽しいでしょう。

おはようございバスやいただきバスは子ども達にも唱和してもらいやすいですね。

この他にも小気味よいリズムでストーリーが作られています。

ぜひその独特のリズム感をお楽しみください。

『いただきバス』はどんな人におすすめ?

この絵本はこんな人におすすめです。

  • 子どもと楽しい時間を過ごしたい人
  • 楽しい絵本が好きな子ども達
  • 変化のある絵本をお探しの方
  • 普段あまり絵本を読まない子ども達

「いただきバス」は普通の読み聞かせ絵本と違い、工夫しだいでどのようにも読むことができる絵本です。

子ども達との絵本時間をより濃密にしたい方にはもちろん、いつもと少し毛色の違う絵本が読みたい方にもぜひ手に取っていただきたいと思います。

絵本を読むことがあまり好きではない子ども達も、この絵本なら興味をもってくれるかもしれません。

おわりに

絵本を読むということに、明確なルールはありません。

読みたいように、思いつくままに読むこともできるのです。

私も、この絵本に出会うまでは、明らかなしかけ絵本以外は読み聞かせることだけをしてきました。

以前、本作の著者である藤本先生の講演を聞いたことがあります。

書いてないことを言ってもいいし、やってもいいんだよと、その言葉に衝撃を受けました。

そのときの講演では、藤本先生が扉絵にアドリブでセリフを付け足して読んでくださったのです。扉絵にセリフ、付け足していいんです。

もちろん絵本にもよると思います。

それでも、絵本をどう読むのか、どう楽しむのか、その答えは一つではないのかもしれない、絵本にはまだたくさんの可能性が詰まっているのかもしれません。

皆さんも、ぜひこの本を手に取り、思いつくまま絵本を楽しんでください。

絵本を読む時間がよりエンターテイメントな時間になりますよう期待しております。

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