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『ナイルパーチの女子会』感想|女子のリアルはここにあり
皆さんは女子会と聞くと、どのようなイメージを思い浮かべますか? 同性しかないから、気楽♪異性がいないから物足りない?同性同士でしか話せないことをたくさん話したい!正直、同性は苦手…群れるのも苦手…必ず、何人かはマウントを取ってくるからイヤ! ... -
『株式会社ネバーラ北関東支社』感想|都会から離れたゆったりした生活を送りたくなる
2007年に『うさぎパン』でデビューをした作家の瀧羽麻子さん。 いつも心温まるかわいらしいお話を描かれている作家さんです。 そんな瀧羽さんが「東京でめまぐるしい毎日を送っていた女性がのどかな田舎でゆったり仕事をしながら暮らして、癒されていく」... -
『ぜったいにおしちゃダメ?』感想|いっしょに遊べる参加型の絵本【いたずらっ子も大満足】
四角い箱に、赤いボタンが一つ。 ちょっと変わった表紙のこの絵本「ぜったいに おしちゃダメ?」ビル・コッターは、お子さんといっしょに遊べる絵本です。 絵本好きの子にはもちろん。 普段ゆっくり絵本を見るのが少し苦手な子でも、楽しくなってしまう『... -
『ピンクとグレー』感想|加藤シゲアキさんのデビュー作【ジャニーズ初の作家】
「ジャニーズから初の作家が出る!」ということで話題になったNEWSの加藤シゲアキさんの作家デビュー。 デビュー作として描かれた『ピンクとグレー』は想像以上の大ヒットを記録し、映画化までされましたよね。 加藤さん自身が「アイドルとしての自分」では... -
『赤朽葉家の伝説』感想|これは現代日本に突き付けられた予言書?
『赤朽葉の伝説』は「私の男」「GOSICKシリーズ」などで根強いファンの多い作家、桜庭一樹先生の初期の代表作です。 ようこそ、ビューティフルワールドへ。 文庫版の表紙のそでの一文から始まる、けったいな長編小説、千里眼の祖母、漫画家の母、何者でも... -
『冥途あり』感想|孤高の天才作家・長野まゆみが紡ぐ昭和ノスタルジー
長野まゆみという作家をご存じですか? 「少年アリス」、「野ばら」など少年をモチーフにした幻想的、耽美な作風に魅せられてしまう女性読者も多いかと思います。 私も子どもの頃からの大ファンです。 今回ご紹介する「冥途あり」は浮ついた時流に流されず... -
『博士の愛した数式』感想|小川洋子が書く人の温かさ【第1回本屋大賞受賞作品】
小川洋子さんは数々の賞を受賞している純文学の作家として有名です。 その中でも第1回の本屋大賞に輝き、映画化もされている『博士の愛した数式』はご存知の方も多いのではないでしょうか。 数学博士とちょっと取っ付きにくい人物を中心としており、本の... -
『おらおらでひとりいぐも』感想|歳月を経た女性の「おもいでぽろぽろ」~
岩手はこのところ“文学”で活気づいています。 岩手県盛岡市在住の作家、沼田真佑さんがデビュー作『影裏』で芥川賞を受賞。 宮澤賢治の父を扱った門井慶喜さんの『銀河鉄道の父』が直木賞受賞。 そして、岩手県遠野市出身、若竹千佐子さんのデビュー作『お... -
ノーラ・ロバーツ『新緑の風に誘われて』逃避行の末にたどり着いた島で彼女を待っていたのは……
DV被害者のヒロインが、やっとの思いで暴力をふるう夫から逃れた先で名前を変えて本当の自分を取り戻し、幸せをつかんでいくお話です。 ヒロインの前世が現世の人生と絡み合い、話が展開していく様がとてもドラマティック。 現代の日常生活で魔術を実践す... -
『かもめ食堂』感想|映画もいいけど原作の本で読んでほしい
2006年3月に公開された映画『かもめ食堂』。 日本人女性サチエがフィンランドで食堂を営みながら繰り出すほんわかしてあったかい気持ちになれる物語です。 フィンランドを舞台にしたことでも注目を集めました。 フィンランドの自然でのどかな雰囲気と綺麗...