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『しろくまちゃんぱんかいに』感想|しろくまちゃん親子に学ぶママの交渉術

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絵本をあとがきまで読む、という方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。

作者の経歴や人となり、絵本にこめた想いや、簡単な見どころ解説などが書いてありますので、絵本をより深く楽しむのに最適です。

ぜひご一読をおすすめします。

「しろくまちゃんぱんかいに」ではこんな感じです。

「買えたよろこびと、買えないことに耐えるこころとがテーマである。」

「そのふたつをささえるのは、しろくまちゃんのお母さんの心やりである。」

あとがき「買えないときのこころを」より

私は子供にこの本をせがまれるたび、「お母さんの心やりって、どんなことをすればいいの?」と考えながら読みました。

すると本当に、しろくまちゃんのお母さんのさりげない交渉術と、器の大きさを学びとれたのです。

著:わかやま けん
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『しろくまちゃんぱんかいに』の概要

出典:Amazon公式サイト

タイトルしろくまちゃんぱんかいに
著者わかやまけん
出版社こぐま社
出版日1973年10月1日
ジャンル幼児向け絵本

作画の若山憲(わかやまけん)氏は、『しろくまちゃんのほっとけーき』をはじめとするしろくまちゃん・こぐまちゃんシリーズで、ご存知の方も多いでしょう。

1968年に『きつねやまのよめいり』で第16回サンケイ児童出版文化賞を受賞し、ついで推薦図書に選ばれ、さらには原画が国際的に高く評価されました。

今でこそたくさんの絵本がありますが、当時は創作絵本のジャンルが少なく、その道を切り開いた作家さんの1人でもあります。

余談ですが、「きつねやまのよめいり」は「しろくまちゃん」シリーズと全く画風が違うので驚きました。

小学生くらいになったら、あるいは大人にもおすすめしたい絵本です。

『しろくまちゃんぱんかいに』のあらすじ

物語は、しろくまちゃんがお母さんとおつかいに出かけるところから始まります。

ウキウキ、ワクワクしているしろくまちゃん。

お母さんのお手伝いとはいえ、まだ小さいながらも、自分に役目があることが嬉しくて仕方ないようです。

おつかい、スタート!

まずは、しろくまちゃんとお母さんがお店へ向かう道中が描かれます。

小さなしろくまちゃんに歩幅を合わせたり、ポストへ持ち上げたり、車から守ったり、お母さんの愛情が本当にさりげなくちりばめられています。

そしてお店へ到着しました。

最初は果物売り場(果物屋さん)です。

果物の名前を挙げていくしろくまちゃんは、どこか得意げです。

次は、パン屋さんに移動します。

お母さんも色々買ったようですが、しろくまちゃんも自分で長いパンを買ってきました。

買ってくれないの…涙

するとしろくまちゃんは、大きくて豪華なケーキを見つけてしまいました。

誰かの誕生日なのか、結婚式なのか…。

しろくまちゃんは一生懸命お母さんにおねだりしますが、もちろん断られてしまいました。

ページをめくると、大粒の涙をこぼすしろくまちゃん。

小さな子供の読み聞かせは膝の上が多くて、子供たちの顔は見えませんが、ものすごく共感して真剣な顔をしていそうですね。

帰り道はご機嫌に

そんなしろくまちゃんですが、公園に寄って遊ぶことで、すっかりご機嫌が直りました。

見守るお母さんの背中があたたかいです。

家に着くと、しろくまちゃんは今日買ったものをお母さんと一緒に確かめます。

自分が思っていたより、お母さんはたくさん買いものをしていたことに少し驚いたようです。

「さあ ゆうはんの したくを しましょうね」

あたたかみを感じるこのひと言で、物語はしめくくられるのです。

『しろくまちゃんぱんかいに』を読んだ感想

一度読んだだけでは、よくある親子の風景だなあ、という感想です。

「買って!買って!」

「ダメ!」

大人は思わず苦笑いがこぼれそうですね。

しかしそこは名作のシリーズ、もっと深読みすると親にとっては味わい深い絵本になります。

子供の感想

この本は2歳頃に買い、今でも不思議に思うことがあります。

何故か、物語の後で「あとがき」ばかりを何度も読むのです。

これをきっかけに、私はあとがきに注目するようになりました。

幼いなりに、物語を自分の中で整理しようとしていたのでしょうか。

未だに「買って買って!」なので、よく分かりませんが、お気に入りの1冊だったことは確かです。

親も子供も共感

あえてはっきり表情を描かれていないしろくまちゃんたちですが、そこがポイントだと言えます。

表情がないからこそ想像の余地があり、読み手がそのまま自分の感情を反映できるのです。

これは、自分以外の人が子供に読み聞かせをした時に、それぞれに解釈が違っていて面白かった、という経験から気づきました。

例えば、長いパンをしろくまちゃんが買ってきた場面で、お母さんの顔は「えっ!どうしよう!?」とも、「お手伝いありがとう、偉いわね。」とも取ることができます。

公園でしろくまちゃんを見守る背中は、おおらかで優しいお母さんにも見えますし、時間がなくて少し焦っているようにも見えます。

いつもの自分の心が、映し出されているように感じます。

子供たちもきっと、しろくまちゃんの姿を追いながら、自分の経験と気持ちとを自然と重ねていくことでしょう。

あとがきの

「読者のこころのうちも透明となっていく」

とは、おそらくそういうことなのだろうと思います。

しろくまちゃんのお母さんの知恵

お母さんに注目して絵本を読んでみましょう。

お母さんが何気なくサポートしながら、しろくまちゃんの「やりたい!」をかなえてあげていることに気づきます。

子供にとって、自分の意志で何かをすること、自分にも役割があるということは、大人が思うよりずっと大切なことのようです。

危ないから、大人がやった方が早いから、後が大変だから、など色々な理由で、欲しい物以外にも子供に「ダメ!」と言ってはいないでしょうか。

欲しいものすべては買えない我慢の代わりに、お母さんができる範囲で自由にさせてあげている、これは素晴らしい工夫ではないかと思うのです。

果物の名前がわかる、自分で買いものをする、しろくまちゃんに小さな自信が積み重ねられていきます。

夕ごはんも、ひょっとしてしろくまちゃんの好物かもしれません。

これはお母さんが必要なものを買い、しろくまちゃんにまたお手伝いをしてもらいながら、さりげなく買いものの意味を伝えているだろう、と私は想像するのです。

しろくまちゃんの望みとお母さんの大人の事情、ちょうどいい落とし所をしっかり見つける、これはぜひ学びたい姿勢だと思いました。

しっかり行動に移せたかどうかは、神のみぞ知る、ではありますが…。

『しろくまちゃんぱんかいに』はどんな人におすすめ?

買いものやお手伝いに興味を持ち始めた2~3歳以上のお子さまに読んであげると良いかと思います。

我が家の場合、しろくまちゃんシリーズを読みたがったピークは2~3歳頃でした。

また、買いものの度に怒ってしまって悩んでいる親御さんにもおすすめです。

  • 子供の買って買って攻撃に悩んでいる親御さん
  • 買いものが好きな子供
  • おままごとや、お母さんの家事に興味がある子供
  • 言葉でのコミュニケーションや想像力が盛んになってきた子供

最後のページで、買ってきた物が描かれています。

「しろくまちゃんの家の夕ごはんはなんだろう?」

「うちの夕ごはんはこれだよ、材料は何を買ったらいいかな?」

など、お話の続きが広がり、色々と話し合うのも楽しいです。

ちょっとした食育にもなりそうですね。

おわりに

世の中は魅力的なものに溢れていて、子供たちの「欲しい!」を止めることはなかなかできません。

ともすれば、買ってもらえた嬉しい記憶より、買えなかった・怒られた悲しい記憶の方が強く残ってしまうかもしれません。

だからこそ、しろくまちゃんのお母さんを見習って、子供の満足度を「モノ」だけではなく、色々な形で上げていかれたらと思います。

理想は時に苦しいものですが、ひとつ心の中にあるだけでも、正解の無い子育てには役に立つと思います。

幸せや喜び、愛情は、決して物を与えるだけでは計れません。

見えないものを見るーその意図を子供にも伝えられたら、と思いますが、それを理解するのは当分先の話でしょうね。

子育てとは、時間がかかります。

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