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『私という病』感想|「どうして私は女であることを楽しめないのか」実体験の生きた哲学

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この本の著者の中村うさぎについてご存知でしょうか。

買い物依存症、ホスト狂い、整形など何かと扇情的な話題がつきまとう彼女。

これだけ聞くと「全く自分と違う突拍子もない人物」と感じてしまうかもしれませんが、彼女の著作やインタビューを読むと全く違う人物像が浮かび上がります。

彼女は誰よりも真面目に己と向き合い、「女とは?」「私とは?」と違和感の根底にある物の正体を暴こうと、深く考えぬく哲学者のような人物です。

誤魔化しながら日々を過ごすといった選択肢は彼女にはありません。

今回の本はその根底にあるものを探るために自ら、風俗店で働いた記録が書いてあります。

なにか期待された方はご注意!この本には色っぽい描写は出てきません。

生きづらさを感じる女性へ。

この本に書かれていることは「あなた」です。

著:中村 うさぎ
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『私という病』の概要

出典:Amazon公式サイト 

タイトル私という病
著者中村うさぎ
出版社新潮社
出版日2008年8月28日
ジャンル哲学エッセイ

雑誌に掲載された当初はテレビや雑誌で大変な騒ぎになったそうです。

「有名作家が風俗店で働いた」ただその事実だけ切り取られ、勝手なことを言われたそうで、その著者の怒りは本編にも記載されています。

本の意図とは全くかけはなれた議論に、この本に救われた私も怒りを覚えました。

誤解されている方も多いかもしれませんので、ぜひお手に取ってご覧下さい。

読後はきっと、なにか憑き物がおちたように気持ちが軽くなっていると思います。

『私という病』のあらすじ

冒頭からこのような問いから始まります。

“どうして私は、女であることを、おおらかに正々堂々と楽しめないのか”

周りを見渡してみると「女であること」を楽しんでいる女もいるのに、なぜ自分はこんなにも居心地が悪いだろうかと、著者は深く自問自答します。

経済的に成功していても、恋愛性的マーケットから外されるだけで、自尊心が傷つけられ

アイデンティティが揺らいでしまう。

“性同一性障害という訳でもないのに「女であること」の自意識をこんなに持て余してしまうのは何故か”

その答えを知るため、彼女は「風俗店で働く」という選択をします。

自分の「性的価値」を確かめる

最初のきっかけは単純な「私だって女として認められたい」という願望が理由。

なぜその願望が生まれたのか、なぜ風俗店勤務に繋がるのかが明らかにされます。

コミカルに描写されているのでくすっと笑いながらも、その行動力に驚かされるでしょう。

「女」としての価値とは

著者はその体験が、自分にとって何だったのかを深く掘り下げていきます。

ここから、この本の真骨頂の「生きた哲学」の始まりです。

自分が感じている違和感がどんどん明瞭に言葉として表現されていく様は、とても胸のすく思いがするでしょう。

ジェンダー論、フェミニズムに通じるところがありますが、文章は非常に読みやすいです。

「私という病」の根源

私たち人間は「自分である」というだけで充足できるものではなく、社会的、性的、プライベート、様々な方向からアイデンティティを承認されることを無意識に求める存在です。

自意識と承認の問題に深く切りつけた著者の考察が、クライマックスを迎えます。

他者から受ける評価に傷つく自尊心が生み出したものとは…ぜひご覧下さい!

『私という病』を読んだ感想

「なぜ私のことをこんなにも知っているんだろう」

20代の多感な頃に読み、ページをめくるごとにどんどん本に引き込まれていきました。

自分の味方のように思えて、ずっと手元に置いてある人生の大切な一冊です。

言語化された嬉しさ

自分の考えていることや違和感を明瞭に言葉に出来る人はどれだけいるでしょう。

積み重なった感情でどんどんと心が重くなっているのに、上手く言葉で言い表わせない…

当時この本を読んだ私は、もやもやした違和感や感情を「そういうことだったんだ!」としっかり形として掴めたことがとても嬉しかった記憶があります。

読書をすることの醍醐味を味わせてくれる本といえるかもしれません。

著者の姿勢に拍手を送る

著者の自分自身に対する厳しい姿勢や、読者へのメッセージは誠実そのものです。

実体験を通じて自身の奥深くの問いに答える…

過酷な作業にひるまず、真正面から立ち向かった著者に、最後は拍手を送りたくなります。

自分への問い

著者は最後に読者へ問いかけます。

“女たちよ。自分の苦しみの正体がわからず、ただただ苦しみから這い上がろうとして、

まずます泥沼にハマってしまう女たちよ。私を見よ。(中略)

あなたが獲得したがっている「幸福」とは、あるいは「救済」とは、いったいどんな

「幸福」であり「救済」なのか。”

この本を最後まで読み共感した人ならば、前より自分のことが少しわかったと思います。

分かった上でどういう答えを出すのか。

どんな選択にせよ、主体的に歩く道はきっと明るいと思います。

『私という病』はどんな人におすすめ?

ぜひ手に取ってほしい方はこんな方です。

  • 自己肯定感が低い人
  • 人の目を気にしすぎてしまう人
  • コンプレックスがあり劣等感を感じる人

著者は本編の中でこう述べています。

“「私は、女であることに、どうして馴染めないんだろう」とか「中村と同じように性的自己確認に悩んだことがある」といった想いを抱えている女性読者の手に、この本が届くことを望んでいる”

きっと読後は世界も自分のことも違って見えるでしょう。

おわりに

ここまで女性女性と、繰り返し書いてきましたが、男性にもおすすめします。

男性にも読んでもらった所、「この問題は男性でも共感できる」という言葉を頂きました。

この本は自意識と承認の問題の話であり、弱者のための哲学です。

本当に自分が求めているものが何か、立ち止まり考えるきっかけを掴めるかもしれません。

自己啓発のような付け焼刃ではない「生きた哲学」は濃い読書体験になるでしょう。

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