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『夜のピクニック』感想|美しい情景と高校生たちのリアルな心情

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高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。

それは全校生徒が一夜を徹して80キロ歩き通すという伝統行事。

そんな歩行祭の最中に、甲田貴子はある賭けにでることを心に決めていました。

思春期の高校生たちがそれぞれの思いを抱きながら、高校生活最後の思い出作りがはじまります。

美しい情景とともに個性豊かな登場人物達の高校生ならではの心情が巧みに描かれた作品です。

2005年第2回本屋大賞を受賞した、不朽の青春小説です。

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『夜のピクニック』の概要

出典:Amazon公式サイト

タイトル夜のピクニック
著者恩田陸
出版社新潮社
出版日2004年7月30日
ジャンル青春小説

本作で描かれる「歩行祭」は著者である恩田陸さんが通っていた高校の名物行事「歩く会」がモデルとなっています。

本作は2005年に第2回本屋大賞を受賞しています。

本屋大賞は全国の書店員さんの投票によって決定する賞なので、芥川賞や直木賞よりも取っ付きやすい作品とも言えるのではないでしょうか。

気になった方は一読の価値ありです。

『夜のピクニック』のあらすじ

高校生活最後の伝統行事「歩行祭」。

歩行祭とは朝の8時から翌朝の8時まで合計80キロを歩き通すといった伝統行事です。

そんな過酷な行事の最中、甲田貴子はある賭けをひそかに抱え完遂を目指して歩き始めます。

以下のあらすじには多少のネタバレが含まれるためご注意ください。

貴子の賭け

甲田貴子には高校生活の3年間、親友にも先生にもずっと隠してきた秘密がありました。

その秘密は同じクラスの男子生徒である西脇融と異母きょうだいであるということ。

融はその事実を他の誰にも知られたくないという気持ちから、貴子には関わらないようにしていました。

貴子はそんな融に対してなぜ自分が嫌われなければいけないのかと不満を抱きながらも、だからと言って仲良くなりたいのかもわからず迷っていました。

そこで貴子は高校生活最後のイベントを利用してある賭けをすることに決めました。

それは、歩行祭の最中に融と一言でも会話をすることがあれば、面と向かってお互いについて話し合うという賭けでした。

去年の歩行祭に現れた謎の少年

歩行祭の間には、様々な出来事が起こります。

去年の歩行祭に現れた、帽子を深くかぶった謎の少年。

この謎の少年は高校の生徒でもないにもかかわらず、去年の歩行祭の集合写真に写っており噂になっていました。

その少年は一体どのような理由で歩行祭に参加していたのでしょうか。

杏奈のかけたおまじない

貴子の親友である杏奈。杏奈は帰国子女で2年の時に貴子と同じクラスでしたが、この春アメリカに戻ってしましました。

しかし、そんな杏奈から歩行祭の10日程前に貴子のもとに一枚の手紙が届きました。

その手紙には、今年の歩行祭には自分も一緒に歩いていること、去年におまじないをかけておいたということが書かれていました。

おまじないとはなんのことなのか、物語が進むにつれて明らかになっておきます。

歩行祭の終盤でトラブルに見舞われる融

歩行祭の間、痛めていた融の足首が遂に限界を迎え座り込んでしまいます。

そこに後方を歩いていた貴子が追いつきます。

貴子は賭けに勝つことができるのか、謎の少年の正体は誰なのか、杏奈のおまじないとは何なのか、融は無事にゴールできるのか。

すべてが物語の結末で明らかとなります。

『夜のピクニック』を読んだ感想

作中のほとんどは「ただ歩く」シーンで構成されます。

大きな場面転換がないからこそ、見えてくる美しい情景や心情があると思いました。

巧みに描かれる美しい情景

貴子が日没直後の海辺を歩く際、こんな描写があります。

まるで、水平線が世界の裂け目であるかのようだった。

障子か何かがそこだけ薄くなっていて、向こう側の世界の光が漏れてきているみたいだ。

哀愁漂う風景の描写から、高校生活最後の行事であることをかみしめながら感傷に浸る貴子の心情を垣間見ることができました。

本作ではこのシーンのように、美しい情景が数多く描写されています。

しかも、ただ単に風景を描くだけではなく高校生たちの心情を通して描かれているため、とても魅力的な文章となっています。

思春期ならではの葛藤

登場人物はすべて高校生です。

そんな思春期真っただ中の高校生たちの葛藤がリアルに描かれています。

貴子が融について語るシーンがあります。

ー半分でも血を分けたきょうだいなのだから、親しくなりたいという気持ちがどこにもなかったかと言えば嘘になる。

貴子のことを徹底的に避けてくる融に対して貴子は腹をたてながらも、心のどこかでは仲良くしたいという気持ちを抱き続けています。

高校生ならではのとまどいや葛藤がリアルに描かれているのが特徴といえると思います。

リアルな高校生活

個性豊かな人物が数多く登場します。

茶道と日本舞踊の名手であり剣道の有段者、成績優秀で容姿端麗な美和子。

従妹を妊娠させた男子生徒を探す悦子。

夜になったとたん、いきなり元気になる高見。

融のことが好きで貴子を恋敵だと勘違いし、敵視してくる亮子。

これ以外にも様々な人物が登場します。

わいわいと賑わう高校行事を個性豊かな登場人物が数多く登場することで再現されているように感じました。

『夜のピクニック』はどんな人におすすめ?

それでは「夜のピクニック」がおすすめな方を紹介します。

  • 心情が丁寧に描かれている作品が好きな人
  • 高校生活を懐かしみたい人
  • 夜の静かな雰囲気が好きな人

本作は大きな場面展開がない分、夜の野外が美しく描写されており、登場人物たちの心情が丁寧に描かれています。

そのため、丁寧な心情描写が好きな方、静かな雰囲気の物語が好きな方におすすめです。

また、個性豊かな登場人物たちが描かれ、自身の高校生活のにぎやかな雰囲気を懐かしむことができました。

自身の高校生活を懐かしみたい方にもおすすめです。

おわりに

本作は、高校の伝統行事「歩行祭」を通して、高校生達の友情や葛藤がたくさん描かれています。

また、貴子の賭けの結果や杏奈のおまじないなど、物語が進むにつれて明らかになっていき、最後はすっきりと読み終えることができる気持ちよさがありました。

その他にも何気ない会話やすぐに広まる噂話など、高校生活ならではの雰囲気がリアルに再現されています。

気になった方はぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

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