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高校生の彼女たちは、ただ純粋なだけじゃない。
ときには男性たちと一緒にベッドに入る。
大人のような、子供のような、そんな彼女たちの情熱がていねいに綴られていて、読んでいると彼女たちの秘密の恋話にまぜてもらっているみたいです。
出典:Amazon公式サイト
タイトル | 放課後の音符 |
著者 | 山田詠美 |
出版社 | 新潮社 |
出版日 | 1995年3月1日 |
ジャンル | 恋愛小説 |
8本のストーリーからなる短編集です。
語り手は、どのお話も女子高生の「私」。
「私」の周りには大人の女性に近づいていくちょっと特別な女の子がいて、彼女たちがそれぞれの物語に一人ずつ登場します。
彼女たちの経験や思いを「私」が聞いたり見たりすることで、それぞれの恋愛模様が描かれていきます。
それぞれのお話は約20ページほどで、読みやすい作品です。
「私」は普通の女の子。
友達と一緒に女子高生らしく毎日を過ごしています。
そんな私のそばにいる、他の子とは違う、少し変わった女の子たち。
彼女たちは、私と同じ17歳なのに、お酒を飲んだり、ハイヒールを履いたり、男の人と寝ることを日常にしたりしている。
私は彼女たちの、そのちょっと特別な放課後の話を聞かせてもらいながら、男性や恋愛について考えていきます。
8つの物語から、3つのストーリーを簡単にご紹介します。
クラスで別に人気があるわけでもないカナ。
でも彼女の足首のソックスのなかにはいつも金のアンクレットが隠れています。
しかも、カナは「シーツの上でさらさら揺れると綺麗なのよ」とひそひそと語るのです。
大人びたカナを慕う私に、カナは自分の話をこっそり教えてくれます。
リエは純一のことが好きだけど、告白したり気軽に話しかけたりすることができず、いつも遠くから純一を見つめている。
リエの甘く切なくその痛いほどの視線に気付いたのは、純一の幼馴染である私でした。
それから私の毎日には湿度の高いリエの視線がつきまといます。
明言されてはいませんが、8つのストーリーで語り手として登場する「私」は同じ女の子のようです。
そして、最後の物語では私が主人公となります。
素朴で真っすぐな17歳の女の子の放課後はどんな音色に変化したのでしょうか。
お酒やタバコ、ハイヒールにセックス、、、
どれも大人からみれば、いい子供の姿とはいえないでしょう。
それでも、彼女たちは、17歳という不安定で繊細な時期を自分なりに考えて、自分の道を進んでいきます。
そういう彼女たちの纏う雰囲気や、心の動きがうまく描かれているので、どの子も魅力的で、その色気と子供っぽさの同居する特別な姿についつい引き込まれてしまいます。
静かになった教室、鳥の声や風、遠くで聞こえる部活動の音、、、
自由で、でも限られた時間。
放課後はやっぱり特別なかんじのする時が流れます。
そんななかで存在する、恋する気持ち、恋や愛を想う時間、そういうものが女の子たちの心に流す旋律、それが放課後の音符なのかな、と思いました。
そして、この本を読みながら、私の心のなかを流れた気持ちもまた放課後の音符なんだろうと思います。
17歳というと、誰しも思い当たる歯痒い気持ちがあるのではないでしょうか。
大人になりかけの、何でも出来るような、何もできないような、、。
そんな不確かで繊細な時期に起こる、まだ成長途中の恋愛。
自分自身の甘酸っぱい記憶もついつい思い出してしまいます。
恋する彼女たちが愛する気持ちを体で伝えたときの話を聞いて、私は音楽だったり香りだったり食べ物だったりを連想する。
その描かれ方はどれも軽やかで、抱き合うことがすごく素敵に描かれていると思います。
愛する気持ちが溢れたとき、愛する相手に触れること、触れられること、それはとても自然なことで、幸せな時間だということ、、女の子たちから改めて教えられます。
主人公と同世代の女の子はもちろん、男の子や、大人の女性も手に取って少し読んでみてください。
この本が好きになれる方は最初の数行ですぐに引き込まれて次々と読み進められるのではないかと思います。
そんな方におすすめです。
最初にこの本を手にしたのは、私が15歳の頃でした。
大人の女性のような行動をする女子高生たちや、聞きなれないセクシーな単語にドキドキしながら読んだことを覚えています。
15歳にしてみれば、刺激的な一面もありますが、自分の性や恋愛を、自分自身が丁寧に扱うことが大事、それが魅力的な女性になるための道だ、と感じるような作品でした。
大人になっても、やっぱり「私もいい女になって、素敵な男性と恋をしたい!」と叫びたくなる一冊です。
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