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『六条御息所 源氏がたり』感想|世界最古の恋愛小説がより艶やかに甦る

『六条御息所 源氏がたり』は、紫式部の書いた世界最古の長編連恋愛小説を、奇抜な手法を用いて現代に甦らせた恋愛小説。

たくさんの方が、この紫式部の描いたこの物語に魅了され、現代語に訳されています。

その中でも、この『六条御息所 源氏がたり』は異色の作品。

源氏物語に挑み、途中で引き返してしまったなんて方は、ぜひ手に取って欲しい1冊です。

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『六条御息所 源氏がたり』の概要

出典:Amazon公式サイト

タイトル六条御息所 源氏がたり
著者林真理子
出版社小学館
出版日2011年4月1日
ジャンル恋愛小説

世界最古の恋愛大長編小説の傑作『源氏物語』は皆が知るところです。

その傑作に現代の恋愛小説の大家、林真理子が新解釈で挑んだ『六条御息所 源氏語語り』は、物語の語り部を六条御息所がつとめます。

時にひっそりと、時に嫉妬に駆られながらも、光る源氏から目をそらすことの出来ぬ女の情念。

光源氏の恋愛歴をより艶やかに。

男の愚かさをより冷ややかに。

現代にもつながるような恋愛模様を、豪華絢爛平安絵巻で堪能できます。

『六条御息所 源氏がたり』のあらすじ

「私の名を、どうか聞いてくださいますな。」

懇願から、この物語は始まります。

冒頭のこの一文から読み取れる、六条御息所の心情が切ない。

幽霊になり生き霊になり、光源氏の人生を見つめ続けます。

新たで大胆な解釈は、密やかな御簾の中まで描きる描写。

光源氏の誕生から華麗な恋愛遍歴、そしてその悲しみを丁寧に語り尽くします。

一、光の章

第一巻は『光の章』

「私の名を、どうか聞いてくださいますな」

六条御息所の呟く、この美しい言葉から物語が始まります。

桐壺帝が激しく執着し、それに答えた桐壺更衣の恋愛。

それに対するまわりの妬み。

光源氏の誕生、少年から青年に至る恋愛劇が語られます。

人妻である空蝉、儚い夕顔との恋愛。

若さ故の興味で始まった、末摘花、源典待との関わり。

光源氏、最愛の女性となる若紫との出会い。

葵上との別れ。

光源氏が犯した最大の罪である藤壺の宮との過ち。

この全てを、六条御息所が女性の視点で語ります。

二、華の章

第二巻は『華の章』

光る源氏が都を追われる「出京」から物語は始まります。

流浪の先は須磨、明石。

ここで光源氏は運命の女性、明石の君と出会いました。

光源氏は京で彼の帰りを待つ、紫の上を想いながらも明石の君にのめり込んでいきます。

それを冷ややかに語る六条御息所の視点は、男の身勝手さを丁寧に暴くのです。

この巻は、最愛の女性であった藤壺の死、また語り部である六条御息所の死。

あまたの愛人を住ませるために光源氏が設けた六条邸の様子が語られます。

そして、光源氏の身勝手さが最高潮に語られる玉鬘の章。

壮年になっも反省の色が全く見えない光源氏の恋愛絵巻が楽しめます。

三、空の章

最終巻 第三巻は『空の章』

現代恋愛小説の大家、林真理子が描く『六条御息所 源氏語り』も完結です。

前巻である『華の章』で政治的にも栄華を極めた光源氏。

准太上天皇まで登り詰めました。

『空の章』では、光る源氏の壮年から晩年を描きます。

夕顔の娘である玉鬘を攻略しようとする光源氏の策略。

自分に靡かぬと確信するや否や、政治的利用を考え始めます。

明石の君の娘を東宮の嫁がせ、光源氏の政治的権力は最高のものとなりました。

そんな光源氏も女三宮には、過去に自分がした過ちを見せつけられるような、不貞にあってしまいます。

因果応報を感じずにはいられない章ですね。

光源氏が最も愛した女性、紫の上との別れ。

様々が場面で、六条御息所は時に彼女たちの言葉を代弁し、時に彼女たちを苦しめます。

林真理子が描く、源氏物語。

「あの方を見続けた私の旅はこうして終わります。それでもどうか私の名前を聞いてくださいます。ひとり狂恋の罪ゆえ地獄へと向かう卑しい女でございます。」

この一文で、物語は幕を閉じます。 

『六条御息所 源氏がたり』を読んだ感想

今までにたくさん書かれた『源氏物語』のなかで、こんなに夢中になって読んだ本はありませんでした。

新たな章立て、新たな解釈。ここまで書いてもいいのって思う御簾の中の秘めごと。

さすが林真理子だなと思わされる恋愛小説です。

『源氏物語』は最高の恋愛小説

この『六条御息所 源氏がたり』を読んで改めて感じたのは、この世界最古の恋愛小説は本当に最高の恋愛小説だということの再認識です。

1人の美しい男、光源氏を取り巻く様々はタイプの姫君。

この『六条御息所 源氏がたり』で描かれる姫君たちのタフなこと。

ただただ、光源氏の勢いに流されていくような女性には描かれていません。

やはり、林真理子の描く物語と実感できます。

性愛・ロリコン・略奪愛・不倫・純愛と色々な恋愛を『源氏物語』は描き尽くしているのです。

男の身勝手さに溜息

光源氏の身勝手さは、現代の男達にも当てはまるところが多いのです。

男が権力を手に入れたらどうなるか。

  • 釣った魚には餌をやらない男
  • 思い通りにいかなければ、強硬手段に走ってしまう男
  • 泣き落としで女をなんとかしようとする男
  • 噂だけで女に言い寄る男
  • 自分のことは棚にあげ、女性を責めてばかりの男
  • 自分が愛されて当然だと思っている男

これ全部が光源氏です。

男の身勝手さを『六条御息所 源氏がたり』で堪能できますよ。 

女の情念に怯えたらいいと思う

男は女性になにかしら幻想を抱いているのではないでしょうか。

それをこの小説は完膚なきまで叩きのめしてくれます。

光源氏という最高の男に言い寄られ、身を委ねる時でも、女たちには様々な思惑が渦巻いています。

純粋に彼を手に入れたい者、その後の生活が心配で身を委ねる者。

とても現代的で、女の打算が働きます。

それでも最後は、やはり女の情念。

1人の男を愛し、見つめ続ける六条御息所の情念に敬服いたします。

世の男は、少し女の情念に怯えればいい。

『六条御息所 源氏がたり』はどんな人におすすめ?

私が『六条御息所 源氏がたり』をおすすめしたい人はこんな人たちです。

  • 恋愛小説にどっぷりと浸りたい人
  • 男の身勝手さを堪能したい人
  • 少し現実を忘れたい人

しばし現実を忘れて、豪華絢爛平安絵巻を眺めつつ、古の恋愛小説にどっぷり浸る時間があっても良いんではないでしょうか。

恋愛の探求書としてもおすすめです。

おわりに|『六条御息所 源氏語り』は恋愛の指南書

この本を読み終わって、パタンを本を閉じたとき、満足感と喪失感で溜息がでたことを覚えています。

たくさんの作家さんが訳された『源氏物語』を読んできました。

その中で、私はこの本が一番好きです。

「明石返り」という言葉があるそうですね。

『源氏物語』を読み進めていても、どうしても明石のあたりで読むのが止まってしまう、そういう状況を表した言葉です。

『六条御息所 源氏がたり』は、全くそんなことは起こりません。

一気に読み切ってしまう。

光源氏の恋愛遍歴の全てを楽しむことができるのです。

こちらを読み切った後、他の『源氏物語』を楽しむのもいいと思います。

これほどまでに艶やかな『源氏物語』はないのではないでしょうか。

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