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重松清『せんせい。』感想|全国の「先生」に読んでほしい。

「僕の描くお話に登場するおとなの職業はおそらく九割以上が教師」

と著者自身も主張するほど、学校を舞台にした「教師と生徒」のお話を数多く描いている重松清さん。

この『せんせい。』という本は特に教師濃度の高い6作品を集めたものです。

世間的に「教師」という職業は一目置かれ、信頼と尊敬を寄せられています。

しかしこの本に出てくる先生は世間のイメージとはかけ離れた完璧でなく未熟な教師ばかりです。

今回はそんな教師の皆さんが繰り出す心にグッとくるお話を紹介していきたいと思います。

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6人の先生

この短編集にはお話ごとに何か問題がある先生がでてきます。

その先生と生徒がお互いに大切なことを教えあったりするお話です。

1話「白髮のニール」では、同級生とロックバンドをやっている少しグレている生徒に、ギターを教わる31歳物理担当の冴えない男性教師。

2話「ドロップスは神さまの涙」では、保健室の先生なのにぶっきらぼうで厳しく、生徒に怖がられている、だけど担任の先生なんかより生徒の気持ちがわかるし、生徒をよく見ている実は生徒思いな女の先生。

3話「マティスのビンタ」では、画家になれず仕方なく美術教師になったが、まだ夢を諦めきれず生徒をほったらかしてまでも絵を描き続ける男性教師。

4話「にんじん」では、1人の生徒をどうしても好きになれない教師5年目の男性教師。

5話「泣くな赤鬼」では、昔は野球部の熱血教師だったが、年をとり冷めてしまい生徒にもなめられてしまっている教師。

最後の6話「気をつけ、礼」では、ギャンブルに溺れ、同じ学校の先生や教え子の家にまで借金をしてしまうどうしようもない教師。

この6人の先生が大切なことを伝えたり、逆に生徒から大切なことに気づかされたりしてお互いに成長したり、過去にした過ちや後悔を解決していくお話です。

立派ではなく、完璧でない教師、しかしそんな教師が教えること

この本のポイントは教師です。しかしただの教師ではありません。

世間のイメージとは違う、不完全で立派でない教師です。

教師という職業は世間から一目も二目も置かれる信頼と尊敬を寄せられる職業です。

しっかりと授業を行い、正しいことしか言わない、誰に対しても平等で優しい。世間の人は教師とはほとんどがそんな人だと思い、そんな理想型の教師が支持を得るものです。

しかし子供達に本当に大切なことを教えたり、卒業して大人になってからも記憶に残る先生は不器用で未熟で不完全な先生だということをこの本は言っています。

そんな先生だからこそ子供達も学べることがあり、心に響くものがあるんだなということがすごくわかりました。

全国の先生!ぜひ読んでください!

この本はどんな年代、職業の人にもおすすめなのですが、特に教師の方に読んでいただきたいです。

世間から高評価の教師という職業をしていく中で受けるプレッシャーやストレス。それに悩まされている教師の方は多いのではないでしょうか。

この本はそんな方に

「大丈夫だよ。立派でなく、完璧でなくても生徒はちゃんとわかってくれているよ」

と勇気と元気を与えてくれる6編が詰まっています。

ぜひぜひ読んでみてください。

もちろん学生の皆さんも読んでみてください。

「先生うざい!」と思っているあなた、読んでみたらきっと何か感じると思います。

そして何か感じた方は明日から少しだけでいいので先生に優しくしてあげてください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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